2016.08.26 18:15 更新
冷却用のヒートシンクが付属する、独aquacomputer製M.2-PCI-Express変換アダプタ、「KryoM.2」の発売がオリオスペックにてスタート。価格は水冷モデルが税込8,618円、空冷モデルが税込4,298円。
M.2 SSDのために設計された変換基板「KryoM.2」。基板自体の放熱効果に加え、搭載位置の変更によるエアフロー改善効果も期待できる |
SATA3.0(6Gbps)SSDに比べて非常に高速な転送ができる一方で、発熱も大きいPCI-Express3.0(x4)SSD。そのためHHHLフォームファクタでは、大型のヒートシンクを搭載するモデルが主流だ。しかしM.2フォームファクタでは、冷却機構を備えるものはほとんどなく、エアフローによる冷却も難しいことから、発熱に困っている人も少なくないだろう。そんなユーザーに最適な変換アダプタ「KryoM.2」シリーズが、独aquacomputerから発売された。
「kryoM.2 with Passive Heatsink」には空冷用のヒートシンクが付属。基板のみで使用するよりさらに冷却効果を高めることができる |
「KryoM.2」シリーズは、M.2 SSDのために設計されたPCI-Express変換アダプタ。PCBには放熱性に優れる金属層を備えた多層基板を採用。付属のサーマルパッドを使いSSDの熱を基板に移動し、NANDフラッシュやコントローラの熱を冷却できるというもの。
「kryoM.2 with Water block」には、専用のウォータブロックが付属し、水冷システムに組み込むことができる |
さらに今回入荷した「kryoM.2 with Passive Heatsink」では空冷用のヒートシンクが、「kryoM.2 with Water block」には専用のウォーターブロックが付属し、M.2 SSDをより強力に冷やすことが可能。SSDのサーマルスロットリングを防ぎ、常に安定したパフォーマンスを発揮することができる。
組み立てはM.2 SSDの両面に付属のサーマルパッドを貼り付け、ヒートシンク(ウォータブロック)をネジで固定するだけで完了 |
今回発売を確認したのはオリオスペックで、価格は空冷モデルが税込4,298円、水冷モデルが税込8,618円。在庫はいずれも少量で、年内の次回入荷は難しいとのこと。購入を検討しているなら早めに行動したほうがいいだろう。
文: GDM編集部 Tawashi / 池西 樹
aqua computer: http://forum.aquacomputer.de/