2016.09.12 11:11 更新
2016.09.12 取材
Fractal DesignのCube型ケース「Node 304」にGTX 1070をぶち込んだ、TSUKUMO eX.のベテランスタッフNさん。メインPCのアップグレードは大成功ながら、ストレージ搭載スペースが確保できない。そこで今回のコレオシは、Nさんのご自宅から本人撮影による「メインマシン改造」その顛末をご紹介しよう。
「League of Legends」や「H1Z1」など普段からPCゲームを楽しんでいるため、グラフィック環境にはこだわりたい。そこで前評判が高かったNVIDIA GeForce GTX 1070を販売開始と同時に購入。ちなみに入手したのは、各社オリジナルモデルの発売までは待ちきれず、Founders Editionをチョイスしました。
PCケースはCube型のMini-ITX対応Fractal Design「Node 304」。内部が狭いため、外排気仕様のFounders Editionは好都合。しかし、搭載を試みたところ電源ユニットのSilverStone「SST-ST85F-P」に干渉するじゃないですか。事前にチェックしなかった事を大いに反省。そこで泣く泣くFPS「RA-750」を購入し、どうにか組み込みが完了しました。
これがメインマシンの様子。「Node 304」に即買いしたGeForce GTX 1070 Founders Editionを増設。なおCPUクーラーはサイズ「虎徹」で、リアファンはThermalrightの140mm口径に換装済み |
「Node 304」はCube型だからといって妥協しない、ストレージの収納力がウリ。3.5インチHDDを最大で6台も搭載できます。とはいえ、せっかくの拡張性も電源ケーブルがスペースを占有。本来3つ搭載できるHDDブラケットが1つしか使えません。これでは「Node 304」の良さが発揮できません。
ホワイトに塗装されたHDDブラケットは現状1つのみ使用可能。電源ケーブルがスペースを占有し、SSDにいたっては宙ぶらりん状態で接続されている始末(左は本来の姿。とほほ) |
抜本的な解決策として、プラグインの電源ユニットに換装するという手もあるでしょう。しかしこれ以上予算は掛けられない。どうするか思い悩んだ末、思いきって不要な電源ケーブルを全て切ってしまう事にしました!
思い悩んだ末の決断は切断!FPS「RA-750」を引っ張り出し、まずは邪魔なケーブルを選定 |
電源ユニットを分解し、根元からケーブルをカットしようかと思いましたが、それも面倒。ここは大胆にもハサミでチョキチョキ。不要なケーブルは全てカットし、先端には絶縁テープを巻いてショートを防止。新たに空きスペースが確保できたおかげで、HDDブラケットを増設。見事に3.5インチHDDを2台搭載できるようになりました。
庭木の剪定のごとく、ハサミで切り落としたケーブルの先端は、絶縁テープで養生。時間をかけず、作業自体はすぐに完了 | |
無事にHDDブラケットを増設。都合3.5インチHDDが4台搭載できるようになった |
やれやれ、今回はPCパーツショップ店員でありながら「たぶん搭載できるだろう」という、事前チェックを怠った事による悲劇。無事HDD収納スペースと、GeForce GTX 1070の共存ができたワケですが、言うまでも無く、電源ケーブルのカットは絶対に真似しないでください。あくまで私個人の改造なので、自己責任でも決してコレオシ、、、オススメできません。
文: GDM編集部 Tawashi
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/