2016.09.26 00:00 更新
2016.09.26 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、TSUKUMO eX.からベテランスタッフのAさんが見つけたAMD製CPU「Opteron 2210」。マザーボードフロアのバックヤードから発見された代物だ。
レジ裏のバックヤードで探し物をしていた時に見つけたのが、専用ケースに収められた「Opteron 2210」です。AMDから提供されたサンプル品と思われますが、使った形跡はほとんど見られません。
Santa Rosaコア採用の「Opteron 2210」。TDPは95Wで、OPNは“OSA2210GAA6CQ” |
デビューはちょうど10年前です。シングルCPU向けの1000シリーズ、デュアルCPU向けの2000シリーズ、クアッドCPU向けの8000シリーズがあったと記憶していますが、「Opteron 2210」は動作クロック1.8GHzのデュアルCPUモデルです。ソケットは1207ピンの「Socket F」。マザーボード側にピンが配置されるLGAタイプのソケットで、ついにAMDも「Intelと足並みを揃えた」ことで話題になりました。
ちなみに自作PCにお金をつぎ込んでいた私も、動作クロック2GHzの「Opteron 2212」を使っていました。マザーボードはたしかNVIDIAのサーバ / ワークステーション向けチップセット「nForce Professional 3600」を採用したASUSの「KFN5-D SLI」。SLIのサポートやBroadcomのデュアルギガビットLANを備えるなど、最新スペックのハイエンドマザーボードでした。AMDのCPUをNVIDIAのチップセットで動かすとは、今ではあり得ない組み合わせ。デュアルCPUのシステムはエンスー向けという印象で、自慢のマシンでした。
文: GDM編集部 Tawashi
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/
AMD: http://www.amd.com/ja-jp