2016.09.29 18:55 更新
2016.09.29 取材
アビー株式会社(本社:横浜市西区)から、久しぶりの新作PCケースが登場。アクリルプレートサイドパネルを採用する、ミドルタワーケース「AS Enclosure RZ600」と、Mini-ITX対応のミニタワーケース「AS Enclosure RS60」の2種で、いずれも既に販売が開始されている。
アビーから、久しぶりとなる新作ケース2種が登場した。いずれも両サイドにスモーク仕様のアクリルプレートサイドパネルを採用。またフロントとトップには2mm厚の高品位アルミ合金パネルが組み合わされ、アビーらしい高級感のある外観に仕上げられている。本体カラーはシルバー、ブラック、ピュアホワイトの全3色で、シルバーとブラックはアルマイト加工済みだ。
ATXフォームファクタに対応するミドルタワーPCケース「AS Enclosure RZ600」。拡張スロットはフルタワー並の9段を備えるため、マルチグラフィックスも余裕を持って構築できる |
「AS Enclosure RZ600」は、ATX、MicroATX、Mini-ITXに対応するミドルタワーPCケース。電源ユニットや3.5インチシャドウベイがあるボトム部分をカバーで覆うダブルデッキ構造を採用。また裏配線スペースを広く設けることで、煩雑になりがちなケース内の配線をスッキリと行うことができる。
ボトム部分を専用カバーで覆うダブルデッキ構造を採用。フロントとリアに標準装備され3基のファンに加え、トップには120 / 140mm×2を増設できる |
シャシー素材は0.8~1.2mmまでのスチール合金製で、ドライブベイは3.5インチシャドウベイ×2、2.5インチシャドウベイ×2。冷却ファンはフロント120 / 140mm×2(120mm Blue LED NANO TEK FAN標準)、トップ120 / 140mm×2、リア120mm×1(同)で、フロントには280mmまでの水冷ラジエターを搭載できる。
裏配線用スペースは余裕があるため、ケース内の配線は比較的容易に行うことができる |
外形寸法は、W229×D429×H529mm、重量約9.3kg。拡張スロットは9段で、I/OポートはUSB3.0×2、マイク入力端子×1、ヘッドホン出力×1を備える。
Mini-ITXフォームファクタに対応するミニタワーケース「AS Enclosure RS60」。大柄なサイズを活かした高い拡張性が特徴だ |
「AS Enclosure RS60」は、Mini-ITXに対応するミニタワーPCケース。こちらもダブルデッキ構造を採用し、電源ユニットはSFXフォームファクタまでの対応となる。
マザーボードがMini-ITXまでとなる点を除けば、「AS Enclosure RZ600」とほぼ同等の拡張性を実現 |
本体サイズはW229×D429×H369mmと、Mini-ITXケースとしてはかなり大柄。その分拡張性に優れ、冷却ファンは「AS Enclosure RZ600」と同じくフロント120 / 140mm×2(120mm Blue LED NANO TEK FAN標準)、トップ120 / 140mm×2、リア120mm×1(同)の計5台まで搭載可能。さらにフロント部は280mmまでの水冷用ラジエターを搭載でき、ハイエンドなゲーミングPCにも耐えられる冷却性能を備える。
もちろん裏配線用スペースもシッカリと用意されており、配線をきれいにまとめておくことができる |
ドライブベイは3.5インチシャドウベイ×2、2.5インチシャドウベイ×2。拡張スロットは2段、重量約7.4kgで、I/OポートはUSB3.0×2、マイク入力端子×1、ヘッドホン出力×1を備える。
ボトム部の3.5インチシャドウベイはジェラコンキャッチで固定されているため、ツールレスで取り外すことができる |
なお取材時点で販売を確認したのは、ソフマップリユース総合館、ソフマップ秋葉原本館、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.、ツクモDOS/Vパソコン館の5店舗で、価格は「AS Enclosure RZ600」が税抜37,800円、「AS Enclosure RS60」が税抜31,800円。
文: GDM編集部 Tawashi / 池西 樹
アビー株式会社: http://www.abee.co.jp/