2016.10.04 20:13 更新
2016.10.04 取材
これまでのデジタル家電を中心にした展示会から、CPS(Cyber Physical System)および、IoT(Internet of Things)の総合展へと大きく内容を変えリスタートした「CEATEC JAPAN 2016」が、本日2016年10月4日(火)より、千葉 幕張メッセにてスタートした。今年も編集部員が現地におもむき、気になった製品を取り上げていく。まずは第1弾としてレノボ・ジャパンブースのコンセプトスマートフォン「Cplus」「Folio」を紹介していこう。
スマートフォンとスマートウォッチの2種類のモードを使い分けることができる「Cplus」 |
今回はモックのみの展示ながら、多くの来場者の注目を集めていたのがレノボ・ジャパンブースの「Cplus」だ。スマートフォンとスマートウォッチの連携の手間を省きたいというコンセプトの元に開発された製品で、柔軟性のあるフレキシブルディスプレイとPCB、さらに特殊ボンディング技術を採用することで手首に巻いて、スマートウォッチ風に使用できるのが特徴だ。
曲げの角度は調整できるため、手首の太さに関係なく装着することができるという |
本体には4.35インチの液晶ディスプレイを備え、通常時は縦長のスマートフォンとして動作。OSもスマートフォンとスマートウォッチのモード切り替えに対応し、必要に応じてシームレスな運用ができるという。
柔軟性のあるフレキシブル液晶とPCBに加え、多くの関節を備える独自筐体を採用する |
発売日や価格については残念ながら現状未定。ただし担当者によれば、社内には既に動作するサンプルが存在しており、順調ならそう遠くない時期に実機の展示ができるだろうとのこと。
こちらは7.8インチ液晶を二つ折りにして持ち運べるスマートフォン「Folio」 |
同じくモックが展示されていた「Folio」は、7.8インチタブレットとしても使える二つ折りスマートフォン。通常時や持ち運び時はスマートフォンスタイルでコンパクトに、大画面表示したい場合にはタブレットスタイルで運用できるというもの。
二つ折り部分は蛇腹状になっており、スマートフォンスタイルのときはデュアルディスプレイ表示に対応する |
こちらも液晶にはフレキシブルディスプレイを採用し、スマートフォン時には5.5インチのデュアルディスプレイ表示が、タブレット時には1,920×1,440ドットの高解像度表示がそれぞれ可能。またUIもスタイルに合わせて最適化したものが搭載されるという。こちらも発売日や価格については未定だ。
文: GDM編集部 池西 樹
レノボ・ジャパン株式会社: http://www.lenovo.com/jp/ja/