2016.10.05 00:02 更新
2016.10.04 取材
これまでCEATECに合わせて次世代自動車をお披露目してきたトヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市)。今年は大きく趣向を変え、超小型ロボット「KIROBO mini」を正式発表した。今冬より販売が開始されるコミュニケーションロボットとはどのようなものだろうか。
今年のトヨタブースの主役は、本展示会に合わせて正式発表された超小型ロボット「KIROBO mini」。つねに側に寄り添うコミュニケーションパートナーを目指して開発されたロボットで、手のひらに収まるコンパクトなサイズとその愛らしい姿が特徴だ。
5歳児相当のコミュニケーション能力を想定した「KIROBO mini」。クラウドサーバーにはすべてのモデルに共通のデータに加え、個体ごとのデータ領域が用意され、会話の内容や移動場所によって個性が変わってくる | |
呼びかけに応じて振り向いたり、目のLEDを点滅させるなど、音声以外のコミュニケーションも行う |
製造を手がけるのはペット型ロボット「AIBO」のノウハウを持つVAIOの安曇野工場。本体には音声認識用のマイクと画像認識用のカメラが内蔵され、人の表情や問いかけを認識しながら動作や会話が可能。さらにクラウドサーバーとの連携により、出かけた場所や会話の内容を記憶していくため、所有者ごとに異なる個性を持つパートナーとして成長していくという。
カップホルダーマウンタにもなる別売ケース。急ブレーキ時でも落下しないようシートベルトも用意されている |
主な仕様は座高10cm、体重183g(空腹時)、連続コミュニケーション時間は約2.5時間で、充電時間は約3時間。さらにトヨタらしくドライブ時にも一緒に行動できるよう、カップホルダーマウンタ機能を備える専用ケースが販売される予定だ。
東京と愛知では今冬より先行販売が開始され、価格は税抜39,800円。なお「KIROBO mini」の使用には別途スマートフォンと専用アプリ(月額利用料金300円前後)が必要になる。
文: GDM編集部 池西 樹
トヨタ自動車株式会社: http://toyota.jp/