2016.10.05 00:50 更新
2016.10.05 取材
シャープ株式会社(本社:大阪市阿倍野区)ブースで、音声コミュニケーションに対応するロボット掃除機「COCOROBO」に、VOCALOID機能を追加した歌う掃除機「COCOROBO VOCALOID」を発見。展示会用のコンセプトモデルと思いきや、真面目に製品化を検討しているそうです。
音声コミュニケーションに対応するロボット掃除機「COCOROBO」を展開するシャープ。CEATEC 2016ではVOCALOID機能を新たに追加した“歌う”ロボット掃除機「COCOROBO VOCALOID」をお披露目した。
既存モデルにVOCALOID機能を追加した“歌う”ロボット掃除機「COCOROBO VOCALOID」 |
従来モデルに実装されている人工知能「ココロエンジン」をベースに、音楽選曲・再生嗜好をクラウド経由で学習する「COCORO MUSIC A.I.エンジン」を新たに開発。ユーザーの気分や状態を音声会話の内容から把握して、クラウドサーバーに登録されているオススメの曲を選曲・再生。さらに再生後の評価や感想を学習して、よりユーザー好みに進化していくという。
オリジナルキャラクターのデザインは漫画家の霜月絹鯊氏が、声優は木戸衣吹さんがそれぞれ担当 |
ちなみに今回のデモ機には日本生まれの家電をイメージしたという、「ラブリーアンサンブル」(れるりり / 猫的工房)、「ハナウタ日和~掃除・洗濯・家事・ワタシ~」(40mP / たま)、「cocorovoice」(tilt-six / コロン / Thanks.PVC)、「ALL*DAY*LUV」(U-ske / Kor / まきのせな)、「ASHIOTO」(赤髪 / 中村彼方 / もとあさこ / まきのせな)の5曲がラインナップ。なお正式モデルでは、ユーザーの作成曲や音楽配信・BGMサービスとの連携も検討されている。
今回のデモ機のために5曲のオリジナル曲を作曲するなど準備万端。ちなみにユーザーの声は“すばらしい”と“やり過ぎだ”が半々ぐらいとのこと |
製品の発売時期は未定。価格も決定していないものの、「COCOROBO」にWi-Fi機能を追加し、さらにスピーカーの改善を検討しているため、やや高くなる予定。なお解説員によれば、スマートフォンとARを利用したキャラクターの立体表示や、ヘルシオなど他の家電への応用も検討しているという。
文: GDM編集部 池西 樹
シャープ株式会社: http://www.sharp.co.jp/