2016.10.05 17:20 更新
2016.10.05 取材
ローム株式会社(本社:京都市右京区)ブースでは、同社の最新デバイスキットを使用した“ものづくりのアイデア&プロトタイプを募集”するコンテスト「ROHM OPEN HACK CHALLENGE」受賞作品が展示。その中でも特に注目を集めていた「けん玉楽器」を紹介しよう。
「けん玉」を楽器に変えるキモとなるのが、ロームの超小型センサー「Sensor Medal」 |
ロームブースでは、今年7月から募集が開始された“ものづくりのアイデア&プロトタイプを募集”するコンテスト「ROHM OPEN HACK CHALLENGE」の受賞作品5つが展示されていた。中でも特に注目されていたのが、けん玉の玉の動きで音を鳴らす「けん玉楽器」だ。
「けん玉楽器」では、「Sensor Medal」の4つのセンサーの動きをBluetooth経由で送信して音楽を鳴らす仕組み |
同社のセンサーキット「Sensor Medal」が玉の部分に内蔵され、加速度、角速度、地磁気、気圧の4つのセンサーを駆使して様々な動きを検知。これをUSB接続のBluetoothドングルを経由してPCに取り込み、MIDIを制御して音を鳴らすというもの。「Sensor Medal」は非常に小型かつ軽量のため、玉の重さも通常のけん玉とほぼ同様。パフォーマーの感覚を邪魔しないのも特徴ということだ。
実はけん玉が得意な筆者。実際に挑戦してみたところ、少々玉のハネ具合が異なるものの、すぐに慣れることができた |
その他にも、近所で自転車の貸し借りを可能にする自転車専用のスマートロック「Lazuride」や、エア卓球を可能にする「Ping-Pong Air」などユニークな製品が展示されていたので、画像で紹介しておこう。
自転車専用のスマートロック「Lazuride」 | 玉や台がなくても卓球が楽しめるエアー卓球機「Ping-Pong Air」 |
全国の「乾杯」を可視化する「ハレサーチ」 | 呼び鈴や宅配ボックスと連携してお知らせする「POSBee」 |
文: GDM編集部 池西 樹
ローム株式会社: http://www.rohm.co.jp/