2016.10.05 18:21 更新
2016.10.05 取材
スマートウォッチやスマートグラスなど、モバイル端末の1ジャンルとしてすっかり定着した感のあるウェアラブルデバイス。そんな中、富士通株式会社(本店:神奈川県川崎市)ブースでは、未だ珍しいシューズ型ウェアラブルデバイスが登場。多くの来場者の注目を集めていた。
富士通ブースでは、CEATEC 2016のメインテーマでもある“IoT”を実現する、シューズ型ウェアラブルデバイス「次世代センサーシューズ」が参考出品されていた。
ソール部分に各種センサーとBluetooth機能、さらにバッテリーを内蔵 |
ソール部分のセンサーでは足の動きに加え、圧力、曲がりなど多彩な情報を収集。これらをBluetooth経由でスマートフォンに送信し、蓄積・解析することで健康管理や生活改善に役立てることができるというもの。さらにゆくゆくはプロランナーとの比較や、長期格納したビッグデータ解析との比較を行うことで、より早く走ることができる走法のチェックなどにも活用していきたいという。
カバーを閉じてしまえば、外観からは一般的なソールと全く区別はつかず、履き心地もほとんど変わらない |
現時点で商品化などは正式に決定していないものの、センサーはソール部分に内蔵するためシューズメーカーとの連携次第では比較的早期の製品化が可能。価格は未定ながら、パーツ自体の価格は1~2万円前後ということで、それほど高価にはならない見込みだ。
ブースでは、ヤマハとのコラボレーションによる歩き方や走り方の視覚化、サウンド化デモを実施。実際に来場者が体験することもできる |
またブースでは、ヤマハと共同開発した歩き方の視覚化・サウンド化アプリケーションのデモを実施。この機能を応用して、体感ゲームなどへの応用も検討しているとのこと。
文: GDM編集部 池西 樹
富士通株式会社: http://www.fujitsu.com/global/