2016.10.11 00:01 更新
2016.10.11 取材
こんなスマホやあんなタブレットをちぎっては投げ。なんと半年足らずで数十台を使い倒すという、筋金入りのスマホオタクがお気に入りの端末をアレコレ語る「ギークの殿堂」。今回は、ギーク向けな尖った要素満載なモンスタースマホ「Xperia Z5 Premium SO-03H」が登場します。あれこれあって見送った昨年のフラッグシップながら、鏡のような美麗筐体やオンリーワンな4Kディスプレイは、やっぱり素晴らしかった!
どうもこんにちは、モバイルならおまかせなイオシス アキバ中央通店スタッフの太田です。マニアの視点からスマホやタブレットをご紹介していくこのコーナー、今回はちょうどこの間手に入れた「Xperia Z5 Premium SO-03H」についてお話ししましょう。実は今年は特にスマホをたくさん買っておりまして、先月から数えるだけで8台。そうなると欲張りなもので、ちょっと普通じゃないモデルが欲しくなるものです。そこで昨年のモデルではありますが、発売時に購入を見送っていたコレを選びました。何しろ今でさえウチで未使用品が8万円弱、発売当時は12万円オーバーと驚愕のお値段でしたからね・・・この間うまい具合に中古の良いものが入ってきたのは、何かのめぐり合わせだったのかもしれません。
国内ではドコモから2015年冬春モデルとして発売された、当時のソニーフラッグシップスマホ「Xperia Z5 Premium SO-03H」。実は「超絶欲しかった」マニアだが、12万超という高すぎる価格、そして爆熱仕様が騒がれたスナドラ810の搭載もあり、泣く泣く購入を見送っていた |
まずこのスマホを手にとって驚くのは、まるで鏡のような圧倒的光沢感!他のカラーはそこまででもないんですが、このクロームモデルは特に素晴らしい。本当の鏡みたいに使えるので、大事な会議やプレゼン、デートの前に、身だしなみをチェックすることもできてしまいます。その存在感を活かして(いつものように)スタバでドヤってもいいですし、何より“美しい物”を持ち歩いている、という充足感はこたえられません。無難なブラックも悪くないですが、個人的にはこのクロームがイチオシですね。
そしてこの端末を語る上で欠かせないトピックが、スマホ初の4Kディスプレイでしょう!Xperiaの液晶はずっとフルHD止まりでちょっと不満だったところ、いきなり誰もやらない4K解像度(3,840×2,160ドット)をぶち込んできました。正直スマホで4Kはやりすぎな感はありますが、4Kで撮影した動画や写真がその場で4Kで楽しめて、デジカメから転送した高画素の写真も細部までクッキリ!対応するコンテンツが少ないのが難点なんですけど(笑)、マイナーチェンジ続きだった近年のXperiaにはない、“デカイ一発”なのは間違いありません。
それとプロセッサはZ4世代で騒がれたSnapdragon 810を搭載していますが、発熱はほぼ気になりません。幾度にも渡るソフトウェアアップデートやAndroid 6.0アップでうまくチューニングされたのか、ほんのり温かい程度。4K動画撮影も長持ちするようになりました。まぁ爆発するよりはいいということで(笑)、十分許容範囲と言えるでしょう。
とにかく“尖った仕様の美しいスマホ”といった「Z5 Premium」ですが、ソニーはそれ以降「Xperia X Performance」でも「Xperia XZ」でも、4Kディスプレイをやめてしまっています。正直ソニーにとって失敗作なのか成功例なのか今ひとつ分からない、なぞの端末と言えるでしょうね。ただしギーク的にはこんなぶっ飛んだスマホこそご褒美!鏡筐体でジャジャ馬CPUや4Kディスプレイ搭載、さらに防水・防塵にFeliCa、フルセグ、指紋認証と全部入り。代わり映えしない近年のXperiaシリーズで暴れてくれたモンスターといえば、間違いなくこの1台でしょう。しばらく楽しく使わせてもらおうと思っています。
文: GDM編集部 絵踏 一
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