2016.10.19 16:29 更新
2016.10.19 取材
CORSAIR(本社:アメリカ カリフォルニア州)のATX対応Cube型PCケース「Air 540」の後継とされる、新モデル「Air 740」の販売がスタート。特徴的な外装デザインと、内部丸見えの大型パノラマウィンドウパネル、そして「Direct Airflow Path」設計が特徴。ツクモパソコン本店の展示サンプルを眺めてみよう。
2013年に販売が開始され、大ヒット作となったCORSAIRの大型Cube「Carbide Air 540」。その後継機種と位置付けられる「Air 740」の販売が予定通りスタートした。販売を確認したのはパソコンショップアークとツクモパソコン本店で、売価はいずれも税込29,030円。左側面にパノラマウィンドウパネルを装備する。
「Air 740」は先代同様、ATX対応の大型Cubeケースで、フロントからトップまで横格子状デザインを採用。その大部分は通気性を最大限に確保するメッシュ仕様で、エアフロー重視の設計である事が分かる。
また、フロント、トップ、ボトム部には大型のメッシュフィルタを装備。PCの熱源となるCPUやグラフィックスカード、マザーボードに直接的に風を吹き込む「Direct Airflow Path」技術を特徴とし、高い冷却能力をアピールする。
さらに、マザーボードトレイを中心に左右に分かれた「デュアルチャンバー」構造も先代譲り。内部設計の最適化により、フロント部には最大360mmまでのラジエターが搭載できる他、トップ部およびボトム部にそれぞれ最大280mmサイズラジエターがマウント可能。やろうと思えば、最大3つのラジエターで運用する事ができてしまう。
その他、内部容積を最大限に生かしたドライブベイレイアウトは、2.5 / 3.5インチシャドウベイが3段、2.5インチ専用シャドウベイが4段。各有効スペースは、CPUクーラーが高さ170mmまで、グラフィックスカードが奥行き330mmまで、電源ユニットが奥行き225mmまで。外形寸法はW340×D426×H510mmで、通常のミドルタワーPCケースよりも設置スペースが必要になる点には注意が必要だ。
文: GDM編集部 Tawashi / 松枝 清顕
CORSAIR: http://www.corsair.com/
ツクモパソコン本店: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo/
パソコンショップアーク: https://www.gdm.or.jp/shop/ark/