2016.10.20 15:00 更新
2016.10.20 取材
EIZO株式会社(本社:石川県白山市)は2016年10月某日、EIZO Galleria Ginzaでメディア向け新製品発表会を開催。本日20日に正式発表された4辺狭額縁デザインの新型液晶ディスプレイ「FlexScan EV2456 / 2451」を公開した。
24.1型UXGA解像度に対応する「FlexScan EV2456」。担当者によればビジネス向けではホワイトモデルの需要が多いことから、EIZOでは多くのモデルでブラックとホワイトの2色をラインナップするようにしているとのこと |
EIZOから、4辺狭額縁デザインを採用するフレームレス・フルフラット液晶ディスプレイ2種が発表された。製品ラインナップは、24.1型UXGA解像度(1,920×1,200ドット)に対応する「FlexScan EV2456」と、23.8型フルHD解像度(1,920×1,080ドット)に対応する「FlexScan EV2451」の2種。いずれもカラーはブラックとホワイトの2色展開。
こちらは23.8型フルHD解像度(1,920×1,080ドット)に対応する「FlexScan EV2451」。発表会ではブラックのみの展示だったが、こちらもホワイトモデルが用意される |
2014年9月に発売された3辺狭額縁モデル「FlexScan EV2455 / EV2450」の後継にあたる製品で、画面下部の非表示エリアの幅を17mmから11.7mmに31%削減。さらに前面ボタンに新開発のスイッチ機構を組み込むことで、ボタン部の凸部を排除し、全面フルフラット化を実現した。これにより、複数台の液晶ディスプレイによるマルチモニター環境でも1枚の液晶ディスプレイのように扱うことができ、複数画面にまたがる情報もストレスなく参照できるという。
先代「FlexScan EV2455 / EV2450」から、画面下部の非表示エリアを削減。またボタン部分の凸部を最小限に抑えた | |
操作性を損なうことなく非表示エリアを最小限に抑えるため、従来(画像左)から大幅にスリム化した新規設計のスイッチ基板(画像右)を採用する |
また国内だけでなくワールドワイドで製品を展開するEIZO。特に高さ調整機能については国ごとに異なる要望が非常に多いことから、新たに3段スライド機構を備えたスタンドを開発。昇降幅を最大32.7mm拡大(EV2456では27.6mm)し、一般的な液晶ディスプレイでは最高クラスとなる172.7mmの広範囲調整を可能にした。
172.7mmの広範囲調整に対応する3段スライド機構スタンドを採用 | |
滑らかに高さ調整ができるよう試行錯誤を繰り返したという3段スライドスタンド。高さ調整の他、-5~35°チルト、344°スイベル、90°ピボットに対応する |
その他、複数台の液晶ディスプレイの一括電源制御や設定連動機能を備えたマルチディスプレイ用ソフトウェア「SCREEN INSTYLE」、背面のケーブルを美しく収納できるケーブルカバー、チラツキを完全に抑える「EyeCare調光」、ブルーライトの放射を抑える「Paperモード」、目への刺激を抑える自動調光機能「Auto EcoView」などに対応する。
従来モデルから台座も直径233mmから190mmへとコンパクト化され、デスクスペースを有効に活用できる |
国内発売はブラックモデルが11月18日、ホワイトモデルが12月21日で、直販価格は「FlexScan EV2456」が税込62,640円、「FlexScan EV2451」が税込42,984円。
映像入力はDVI-D×1、DisplayPort×1、HDMI×1、D-Sub×1の4系統で、USB3.0ハブ機能も備える |
文: GDM編集部 池西 樹
EIZO株式会社: http://www.eizo.co.jp/