2016.10.21 15:38 更新
2016.10.21 取材
Braswell後継の省電力SoC“Apollo Lake”を搭載するMini-ITXマザーボード「J4205-ITX」「J3455-ITX」が、ASRock Incorporation(本社:台湾)から登場。アキバ店舗で一斉に販売が開始された。
アキバ初となる“Apollo Lake”搭載マザーボード2種がASRockから発売開始。製品ラインナップは最上位SoC Pentium J4205(4コア / 定格1.50GHz / バースト時2.60GHz / キャッシュ2MB / TDP10W)を搭載する「J4205-ITX」と、ミドルレンジCeleron J3455(4コア / 定格1.50GHz / バースト時2.30GHz / キャッシュ2MB / TDP10W)を搭載する「J3455-ITX」で、いずれもパッシブヒートシンクによるファンレス駆動に対応する。
Braswell世代のモデルと同じく、SoCの冷却にはパッシブヒートシンクを採用。静音・省電力PCにオススメだ |
またApollo Lakeでは、グラフィックスコアに第9世代のIntel HD Graphcs 500シリーズを内蔵。4K@60Hzの高解像度表示や、HEVC 10bitデコーダーによる10億7,000万色のTrueカラー動画再生を行うことができる。
グラフィックス機能は第9世代のIntel HD Graphics 500シリーズを内蔵。4K表示やトリプルディスプレイに対応する |
SoC以外のスペックは共通で、メモリスロットはDDR3 / 3L-1866MHz×2(SODIMM / 最大16GB)、ストレージはSATA3.0(6Gbps)×4(SoC×2 / ASM 1061×2)、拡張スロットはPCI-Express2.0(x1)、M.2 2230(Key E)を搭載。ディスプレイ出力は、D-Sub×1、DVI×1、HDMI×1の3系統を備え、トリプルディスプレイに対応する。
計4ポートのSATA3.0(6Gbps)や、USB3.0ピンヘッダなど、SoC搭載のMini-ITXマザーボードながら拡張性も良好 | |
優れたグラフィックス性能と充実したオーディオ端子を生かし、マルチメディア再生用のPCにも良さそうだ |
販売を確認したのはパソコンショップアーク、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.、ツクモDOS/Vパソコン館、ドスパラ パーツ館、パソコン工房秋葉原BUYMORE店で、価格は「J4205-ITX」が税込15,638円、「J3455-ITX」が税込11,858円。いずれのショップでも在庫は比較的潤沢だ。
文: GDM編集部 Tawashi / 池西 樹
ASRock Incorporation: http://www.asrock.com/