2016.11.03 09:20 更新
2016.11.03 取材
通称“ジャンク通り”にて長く営業を続けてきた、なぞの雑貨屋さん三月兎1号店が10月31日(月)をもって閉店した。古きよきカオスなアキバの雰囲気を残す貴重なショップだったが、今後は近傍の姉妹店三月兎3号店のみで営業を行う。
路地の奥にお店があるという、入り口からして怪しげだった三月兎1号店。10月31日(月)を最後に閉店し、現在は片付け作業が進行中だ |
一見さんはつい入店を躊躇してしまいそうな、路地を通った先に入り口があった。どこか秘密基地を思わせる怪しげな雰囲気が魅力(?)だった三月兎1号店が、10月31日(月)をもって閉店。店員によれば「もうここに移ってから14~15年くらいになると思う」とのこと、ジャンク通りでも古株のショップだった。
取り扱い商材も、輸入雑貨や電子工作キット、ジョーク商品から飲み物に至るまでと様々で、店内は昔のアキバをそのまま残したようなカオス空間。残念ながら「諸般の事情」(ショップ)により、閉店となった。
いわく「諸般の事情」による閉店。ホープビル3階にあった旧店舗から移転して、約14年ほど。ジャンク通りでも古株の名物店だった。店頭に張り出された閉店の告知には、多くの人が足を止めて見入っていた |
なお、購入した商品のサポートや予約済み商品の引き渡しなどについては、同じくジャンク通りに店を構える姉妹店の三月兎3号店が引き継ぐ。取り扱い商材の多くも3号店に引き継がれるものの、人気だった工作キット・同人ハードウェアについては、担当スタッフが退職することもあり、取り扱い終了となる。
なお三月兎は、三月兎2号店が1号店に統合される形で2015年9月に閉店、パーツ通りの三月兎 さんげっと店も10月20日(水)をもって閉店しており、今後は三月兎3号店のみの営業となる。
系列店としては、サポートや商材を引き継ぐ三月兎3号店と、同ビル2階のcafe&bar SIXTEENが営業中。パーツ通りのさんげっと店は、一足早い20日(水)で閉店していた |
文: GDM編集部 絵踏 一
三月兎1号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-1/