2016.11.14 00:00 更新
2016.11.14 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、某ショップの倉庫で発見されたLeadtekのグラフィックスカード「WinFast PX7800GTX TDH MyVIVO」。今から10年以上前、2005年発売の製品だ。
さすがに中身のカード本体はありませんね。パッケージに思い入れが強かったのか、誰かが保管していたようです。ホコリまみれですが、こうして再び日の目を見る事ができたのでよしとしましょう。
今は懐かしいLeadtekパッケージ |
「GeForce 6800 Ultra」の後継GPUとして登場した「GeForce 7800 GTX」搭載の第1弾製品。当時のLeadtekといえばGeForceベンダーの人気ブランドで、ASUS、GIGABYTE、MSIといった大手メーカーと肩を並べる存在でした。実際、指名買いをする方も多く、Leadtekのパッケージを見て当時の記憶がよみがえったという人もいるのではないでしょうか。
当時の最新GPUは0.11μmプロセス製造。コアクロックは430MHzで、搭載ビデオメモリはGDDR3 256MB。キャプチャ機能付きをアピールする“MyVIVO”が懐かしい |
かく言う私もハイエンドモデルの登場とあって、飛びつくように購入。そのわずか5カ月後に最上位のGPU「GeForce 7800 GTX 512」が発売され、結局そちらも買うはめになるというお馴染みのパターンを経験しました。
ちなみに当時の価格は「WinFast PX7800GTX TDH MyVIVO」で約68,000円、GeForce 7800 GTX 512搭載の「WinFast PX7800 GTX TDH MyVIVO Extreme 512MB」が約95,000円でした。今ならGeForce GTX 1080同等のハイエンドな位置付けになりますね。
当時の販売代理店は株式会社エムヴィケー(現アユート)だった |
約10年前のグラフィックスカードですが、基本的なスタイルはあまり変わっていません。ハイエンドモデルとはいえ、VGAクーラーが1スロット仕様だったり、インターフェイスにはS-Video入出力があるなど懐かしい部分もありますが、形状はPCI-Express(x16)なので、見た目の違和感はそれほどでもありません。
最近のハイエンドグラフィックスカードは非常にゴツイですが、10年後はどうなっているのでしょうか。3スロ仕様のGeForce GTX 1080など保管しておくと、貴重品になるかもしれません。
※お詫びと訂正:初出時「15年以上前のハイエンド」と記載しましたが、正しくは「10年以上前のハイエンド」の誤りでした。謹んで訂正させて頂きます。(2016/11/14 1:05)
文: GDM編集部 Tawashi
Leadtek: http://www.leadtek.co.jp/jp/