2016.11.30 00:00 更新
2016.11.30 取材
こんなスマホやあんなタブレットをちぎっては投げ。なんと半年足らずで数十台を使い倒すという、筋金入りのスマホオタクがお気に入りの端末をアレコレ語る「ギークの殿堂」。今回は、発表直後に銀座ダッシュで手に入れた新しい「MacBook Pro」を紹介します。MacBookに求める要素が全部入り、こういう1台を待っていた!
どうもこんにちは、モバイルならおまかせなイオシス アキバ中央通店スタッフの太田です。マニアの視点からスマホやタブレットをご紹介していくこのコーナー、ちょうどこの間新しくなった「MacBook Pro」を買ってしまいましたので、今日はそのお話をしようと思います。実は以前から「携帯性 + Core i5 + Retina」の3要素が合体したMacBookが出たら買おう、と心に決めていたんですよ。まさにコレにはその要素が全部入り!発表された瞬間にどこかでスイッチが入りまして、銀座に乗り込んで即買いしてしまったんです。毎度こんな感じなので、そろそろ大丈夫かな?と多少心配になってきたのは内緒ですよ。
まさにちぎっては投げで新しいものに飛びついてしまう。ちょっとだけ後悔しつつも全力で衝動買いに走った、新しい「MacBook Pro」が今回の主役です。まさに求める要素全部入り、それが出ちゃったら仕方ないでしょ? |
まず驚いたのは、携帯性がすさまじく進化したところでしょうか。「Pro」史上最薄のユニボディは重さもグッと軽量化していて、同じ13インチの「MacBook Air」と比べても圧倒的に小さい。これで2.5KのRetinaディスプレイとSkylake世代のCore i5を搭載しているワケですから、もうビックリですよ。プロ御用達の動画編集ソフト「Final Cut Pro」もサクサク動いてくれますし、これからは気軽に外に持ち出したノートPCでバリバリの動画編集が楽しめるということに。ホント、いい時代になりました。
それと相変わらずフルピッチで打てるキーボード、ボディが小さくなったのにサイズアップした感圧式のTrack Padも好印象ですね。ちなみにこの世代のトレードマークは「Touch Bar」ですが、私が買ったのは“非搭載モデル”の方。それほど劇的な使い道が思い浮かばなかったのと、そもそもすぐに買えませんでしたしね。・・・「Touch ID」が羨ましいなんて、全然思ってないですよ。
「Pro」史上最薄になり、もはやモバイルノート的な使い方ができるようになった。13インチの「Air」より小さいくせに、RetinaディスプレイとSkylakeを搭載している | |
スペックが高くなって、プロ仕様の動画編集ソフト「Final Cut Pro」もサクサクに。12インチ「MacBook」でも一応動いたけど、やっぱり挙動が全然違うのです | |
打ちやすいフルサイズピッチのキーボードは健在。大型化したTrack Padも誤入力が増えるかと思いきや、そんなことはまったくなし。入力デバイス周りは非常に好印象です | |
ダイナミックレンジ2倍、音量は最大58%アップしたという、ステレオスピーカー。音質はさらによくなっています | |
14.9mm厚と激薄になった側面を見てみると、インターフェイスはUSB Type-Cのみのスッキリ仕様。ちょっと頼りないようだけど・・・? |
まぁそんな話はさておき、相変わらずシンプルすぎるインターフェイスの方も見ておきましょう。今回はUSB Type-Cポートが2つきりとさらに頼りなくなっていますが、何を隠そうこのポートはThunderbolt3に対応しているんです。転送速度は40GbpsでUSB3.1の4倍速い!5Kディスプレイの2台同時出力なんて離れ技も可能なので、どんなファイルも「あっ!」という間に転送が終わってしまいます。なんてステキな「Pro」仕様でしょうか。
それとType-C搭載のAC充電器でそのまま充電できるので、これまでのような専用ACアダプタはいりません。充電器をマルチタイプの1つに集約できるので、カバンの中身がさらに減るというワケですね。これは嬉しい!
そして最新のOS Sierraになったことで、iPhoneやApple Watchとの連携が格段にレベルアップしました。Apple Watchを着けていれば自動でロックが解除されるので、ログインパス不要。そう、やっぱり「Touch ID」なんていらなかったんですよ(負け惜しみ)。さらにiPhoneとコピーしたものがMacに貼れる「ユニバーサルクリップボード」がスゴイ!音声アシスタントの「Siri」も独立したアプリとして実装されましたし、最新の機能が最新のマシンで使えるのは、やっぱり嬉しいですね。
iPhoneとコピペを共用できる、便利すぎな「ユニバーサルクリップボード」。こういう連携はWindowsにも欲しいですね | |
音声アシスタント「Siri」も搭載。iPhoneと違って独立したアプリとして運用できるので、作業しながらの検索にも便利なのだ |
さてそんな「MacBook Pro」、実はシリーズの中では比較的割安に手に入るんです。以前にご紹介した12インチ版「MacBook」は購入時の定価が税抜148,000円でしたが、今回は最小構成ならまったく同じお値段。同スペックの「Surface Pro4」を買おうとすると17万円オーバー(しかもキーボードなし)ですから、意外にお買い得感がありますよね。しかもそのマシンが超快適にモバイルできる!結局最後は満足してしまうので、また次も衝動買いしてしまうんでしょうね・・・。
文: GDM編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/