強化ガラス＆RGBファンで魅せる。新作PCケースが披露された「CORSAIR新製品発表会」

2016.12.02 13:00 更新

2016.12.02 取材

　CORSAIR（本社：アメリカカリフォルニア州）国内正規代理店の株式会社リンクスインターナショナル（本社：東京都千代田区）は2016年12月1日、秋葉原においてメディア向けの「新製品発表会」を開催した。会場には年末から年始にかけてデビュー予定の新型PCケースを披露。間もなく店頭販売が始まるニューカマーをひと足先にチェックしておこう。

CORSAIRが手掛けた強化ガラス採用ミドルタワー


今回の発表会のため本社より駆け付けたSenior ManagerのJevon Yeh氏（左）と、Senior Marketing ManagerのBrenda Hsien氏（右）

発表会の主役は、明日3日（土）から店頭販売がスタートする「Crystal 460X RGB」。そして、12月17日に発売予定の上位モデル「Crystal 570X RGB」だ。


「Crystal 460X RGB」	「Crystal 570X RGB」

いずれも強化ガラスパネルを採用したデザイン性と、冷却性能を兼ね備えたミドルタワーPCケース。フロントに高輝度LEDを内蔵したRGBファン「SP120 RGB」×3基を標準で装備。フロントトップに装備されたスイッチで、カラーや発光パターンが変更できる。
　

「Crystal 460X RGB」

「Crystal 460X RGB」は、外形寸法W220×D440×H464mmと比較的コンパクトながら、最大272mmまでのATXマザーボードが搭載可能。内部はエアフローの障害となるコンポーネントをできる限り排除し、フロントからリアに抜ける直線的なエアフローを可能にする「Direct Airflow Path」デザインを採用した。なお、非RGB仕様となる下位モデル「Crystal 460X」は先週より店頭販売がスタートしている。


「Crystal 460X RGB」。発売は12月3日で予価は税抜23,780円

ドライブベイレイアウトは、2.5 / 3.5インチシャドウベイ×2段、2.5インチシャドウベイ×3段、拡張スロットは7本。グラフィックスカードは370mm、CPUクーラーは全高170mm、電源ユニットは200mmまで対応。

冷却システムはフロント120mm×3基または140mm×2基（120mm×3基標準装備）、トップ120 / 140mm×2基、リア120mm×1基（標準装備）。SP120 RGBファン専用のLEDハブを備えており、SP120 RGBファンを追加することができる。


カラーによって印象が変わる「Crystal 460X RGB」。ホコリ対策には苦労させられそうだが、魅せるPCケースとしては非常によくできている

なお「Crystal 460X RGB」については、近日公開のエルミタ的速攻撮って出しレビューで隅々まで紹介する予定。
　

「Crystal 570X RGB」

「Crystal 570X RGB」は、フロント・トップ・両サイドの4面を強化ガラス仕様とした、シースルーのミドルタワーケース。外形寸法W234×D480×H512mm（重量10.9kg）と「Crystal 460X RGB」よりもひと回り大きい。


「Crystal 570X RGB」。発売は12月17日で予価は税抜27,850円

両サイドパネルが強化ガラスのため、普段であれば隠れてしまうマザーボード背面スペースも丸見え。作り手のケーブルマネージメントスキルが試される

ドライブベイレイアウトは、3.5インチベイ×2段、2.5インチベイ×2段構成。冷却システムはフロント120mm×3基または140mm×2基（120mm×3基標準装備）、トップ120 / 140mm×2基、リア120mm×1基（標準装備）で、3基のSP120 RGBファンを追加することができる。より派手に光らせたいという人は「シースルー仕様で、より内部が透けて見えるこちらがオススメ」（CORSAIR）とのこと。


フロントやトップのガラスパネルは4箇所のネジ留め。簡単に取り外すことができ、マグネット式防塵フィルターのメンテナンス性も良好

シンプルデザインの「Carbide Series 270R」は2モデルが準備中

さらに、初心者からエンスージアストまで幅広い層をカバーする「Carbide Series」の新作ミドルタワーPCケース「Carbide Series 270R」が公開された。

ラインナップは今回展示されていた、左サイドパネルがアクリルウインドウ仕様の「270R Windowed」とノーマル仕様の「ソリッドパネル」モデルの2機種。どちらも2017年1月の発売が予定されている。


CORSAIRのロゴ以外、一切の装飾を排除したフロントパネルが特徴的な「Carbide Series 270R」。価格は未定

オープンベイをはじめ、スイッチ類の一切を排除したフラットなフロントパネルを採用。内部はオーソドックスな作りで、ドライブベイレイアウトは、3.5インチベイ×2段、2.5インチベイ×2段。冷却システムはフロント120mm×3基または140mm×2基（120mm×1基標準装備）、トップ120 / 140mm×2基、リア120mm×1基（標準装備）。外形寸法はW210×D509×H480mm、重量7.12kg。