2016.12.15 00:01 更新
2016.12.15 取材
株式会社ディラック(本社:東京都千代田区)は2016年12月14日、SHARKOON Technologies GmbH(本社:ドイツ)の新たなゲーミングデバイスブランド「SKILLER」の国内向け発表会を開催した。安価ながらフル装備なゲーミングキーボードや高速光学式マウスなど、ゲーミング環境を網羅する新シリーズが来週にも発売される。
SHARKOONが新たに日本向けに展開を開始する、新ゲーミングデバイスブランド「SKILLER」。“Skill+Killer”をコンセプトに、多彩なデバイスをラインナップする |
SHARKOONから「COMPUTEX TAIPEI 2016」にて披露された、注目のゲーミングデバイスブランド「SKILLER」シリーズが国内向けに登場。“Skill+Killer”が共通のコンセプトで、高性能かつリーズナブルな高コストパフォーマンスの新シリーズとして、複数のデバイスが12月20日(火)より発売される。
すでに国内でも多数の製品展開しているSHARKOONは、2003年にドイツで誕生したデバイスメーカー。2006年に台湾にアジアでのセールス拠点を構築し、日本向けには2010年から製品の出荷を開始している。ゲーミングデバイスを中心に、今やPCケースや電源ユニットなど350以上のアイテムを手がけ、世界45ヶ国以上で販売。特にゲーミングデバイスについては、ゲーミングモデルとして唯一キーボードランキングトップ10にカウントされるなど、ヨーロッパでも高い評価を受けている。
デザインオフィスと欧州向けセールス、ロジスティクスの国際拠点がドイツ。台湾では製品の製造やAPAC・アメリカ向けのセールス拠点を構えている。製品やブランドの解説は、SHARKOON本社より駆けつけたManaging DirectorのJohannes Schneider氏が行った |
固定式の大型パームレストを備えた、メカニカルキーボードの「SKILLER MECH SGK1」。多彩な設定変更に対応した白色バックライトをはじめ、各種ゲーミング機能を完備している |
SHARKOON自慢のプロダクトであるキーボード分野に投入されるのは、堅牢な筐体に雰囲気抜群のイルミネーション機能を搭載したメカニカルキーボード「SKILLER MECH SGK1」だ。
全キーに白色バックライトを内蔵。6つのプロファイルと6つの輝度レベルで調整可能なほか、ハードウェアで変更できる調光プロファイルに対応している。頑丈なアルミ製のトップカバーに直接マウントされるキースイッチは、Cherry MX互換のKailhスイッチ。タクタイル系Kailh青軸モデル(SHA-SGK1-B)と、軽量リニアのKailh赤軸モデル(SHA-SGK1-R)をラインナップする。
アルミ製トップカバーを採用し、硬質な打鍵感と安定性を確保。キースイッチには、Cherry MX互換のKailhスイッチが搭載されている |
そのほか、Nキーロールオーバーによる全キー同時押し、アンチゴースト機能を搭載。WASDキーと方向キーの入れ替えやWindowsキーの無効化など、ゲーミング向けの機能は一通り揃っている。
フル装備ながら市場想定売価税抜9,000円前後と、リーズナブルな点が嬉しい。
高速な光学式センサーを搭載、最大10,800dpiを実現するゲーミングマウス「SKILLER SGM1」 |
ゲーミングマウスの新モデルは、最大分解能10,000オーバーの高速光学式マウス「SKILLER SGM1」。付属ソフトウェアによるRGBイルミネーションのカスタマイズも可能だ。
マウスセンサーには、最大10,800dpiの光学式センサーPixArt「PMW3336」を搭載。プログラム可能な12ボタンを備え、特にサイドには素早くアクセス可能な5個のサムボタンを実装している。
サイドには5つ並んだサムボタンとdpiインジケータを搭載。最大6段階のウェイト調節にも対応している |
最大ポーリングレート1,000Hz、リフトオフディスタンス2mm、最大加速度30g。ソフトウェアによりポーリングレート、スクロール速度、直線補正、軸感度などのカスタマイズが可能で、設定内容はオンボードメモリに保存できる。こちらの市場想定売価は税抜7,000円前後だ。
マウスパッドの新モデル「SKILLER SGP1」。低摩擦が特徴の薄型布製マウスパッドだ |
また、マウス関連アイテムとして布製ゲーミングマウスパッド「SKILLER SGP1」もリリース。摩擦抵抗を抑えて良質なグライディングを実現したという触れ込みで、サイドはほつれ防止のステッチ縫いエッジ加工、ベースにはグリップ良好なラバー素材を採用している。
好みやスタイルで使い分けできる4モデルをラインナップ。サイズと想定売価は、XXL(W900×D400×H2.5)が税抜2,800円前後、XLが(W444×D355×H2.5mm)税抜2,100円前後、L(W355×D255×H2.5mm)が税抜1,600円前後、M(W280×D195×H2.5mm)が税抜1,300円前後。
最大サイズのXXLは、マウスと一緒にキーボード乗せられる余裕アリ。ラインナップは全4サイズだ |
大口径ドライバー搭載のヘッドセット「SKILLER SGH1」。重さ253gの超軽量デザインによる抜群の装着感が魅力で、長時間のプレイも何のその |
オーディオデバイスとしては、40mmの大口径ドライバーを搭載する密閉型ゲーミングヘッドセット「SKILLER SGH1」をラインナップ。わずか253gという超軽量デザインが特徴で、長時間のプレイ・リスニングもストレスなし。合皮と布製の選べる2タイプのイヤークッションも付属、装着感に優れている。
手元でマイクのON/OFFやボリュームコントロール可能なインラインコントローラを備えるほか、ゲーム機やスマホに直結できる4極ステレオプラグも装備。マイクもフレキシブルかつ脱着式という、自由度の高い仕様が採用されている。
こちらは、市場想定売価税抜6,000円前後で販売される見込み。
柔らかく大きめのイヤークッションは、タイプの異なる2種が付属。インラインコントローラとの連結部は4極プラグになっており、スマホに直結して使用できる |
先ほどのヘッドセットが置かれていた、ヘッドセットスタンド「X-Rest 7.1」。なんとUSBサウンドを内蔵するという、新発想のユニークなスタンドだった |
ヘッドセットが鎮座していた、ヘッドセットスタンドの「X-Rest 7.1」も新製品。なんとUSBのサウンドチップを内蔵し、スタンドながら7.1chバーチャルサラウンドに対応するという、ある意味ヘッドセット本体より面白い仕様だった。市場想定売価は税抜5,000円前後。
付属ソフトウェアによる8種のイコライザーモードも搭載し、各モードはスタンド上のEQボタンにて切り替えることができる。通常のステレオミニと4極プラグに両対応。さらにLEDイルミネーションを備え、マイクのON/OFFをひと目で視認することが可能だ。
スタンドの基部にはイヤホンジャックやボリュームコントロール、さらにイコライザーの切り替えボタンを装備。8種のモードをスタンド上から切り替えることができる | |
似たようなコンセプトをもつ製品として、すでに発売中のゲーミングケース「M25-W」も展示。フロントポートにUSBサウンドチップを内蔵、7.1chサラウンドをフロント出力できる |
「SKILLER」シリーズはまだ始まったばかり。来年以降もゲーミングチェアやRGBイルミネーションのメカニカルキーボードなど、複数の新モデル投入を予定している。また、同時にシリーズのお買い得なセットモデルについても発表された |
さらに製品個別の販売だけでなく、「SKILLER」シリーズの日本展開を記念したデバイス一式のお買い得なセットモデルも発売される。キーボードの青軸モデルとマウス、ヘッドセット、ヘッドセットスタンド、マウスパッドXXLモデルの5種がセットになった全部入りモデル「SKILLER PREMIUM SET」は、税抜18,676円前後。さらにキーボードとマウス、マウスパッドの基本3点セットの「SKILLER STARTER SET」も税抜12,000円前後で販売される。いずれも数量限定の販売だ。
文: GDM編集部 絵踏 一
SHARKOON Technologies: http://www.sharkoon.com/
株式会社ディラック: http://www.dirac.co.jp/