2016.12.19 00:00 更新
2016.12.19 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、某ショップの倉庫で発見されたAOpenのグラフィックスカード「PA256Pro」。今から16年以上前、2000年6月発売の製品だ。
誰ですか、こんな懐かしい箱を保管していた人は。そもそもAOpenは、自作市場ですっかりご無沙汰。当時は人気メーカーのひとつで、グラフィックスカードはもちろんマザーボードにいたっては、かなりの有力なベンダーでした。
そして、AOpenのマザーボードといえば、さとう珠緒さんとのコラボレーションモデル「AX4BS PRO まいえんじぇる」。今やベテラン自作派の間では伝説となった製品を忘れるワケにはいきません。起動するたびに、さとう珠緒さんがしゃべるという凄まじい仕様でしたが、それはさておき本題に戻りましょう。
ホコリだらけで発掘されたGeForce2 GTS搭載グラフィックスカードAOpen「PA256Pro」 |
今回発掘された「PA256Pro」は、GPUにNVIDIA GeForce2 GTSを搭載するAGP対応のグラフィックスカード。GeForce2 GTSはGeForceの後継モデルで、当時「3倍速くなった」と話題になったことを覚えています。価格は約35,000円でした。ちなみに、自分が働いていたショップでよく売れたメーカーは、Guillemot(Hercules)ブランド。 ブルーの基板やヒートシンク、それにパッケージもカッコよかったんですよ。
GeForceの上位モデルとして登場したGeForce2 GTS。さらに後継の「GeForce3」は1年後に登場する |
個人的には同時期に発売された3dfx「Voodoo5 5500」がどうしても欲しかった。コアなゲーマーも、どちらかといえば皆さんVoodoo5を購入していた印象で、まだまだこの頃のGeForceは新興GPUというイメージでしたね。
文: GDM編集部 Tawashi
AOPEN: http://www.aopen.com/japan