2016.12.21 12:33 更新
2016.12.21 取材
有限会社 汐見板金(本社:埼玉県さいたま市)が手がける、アルミ製の国産ミドルタワーケース「AX2」がオリオスペックにて展示中。価格は税込48,000円で、1月10日より受注がスタートする。
こだわり抜いた国産素材を使用する、汐見板金製の高級アルミケースに新モデルの「AX2」登場。来月の発売に先駆け、オリオスペックでは実機の展示が行われている |
日本の板金メーカーが手がけた、国産高級アルミケースの新モデル「AX2」が店頭にやってきた。従来のミドルタワー「AX1」から筐体・パネル構造の設計を一新し、使い勝手や強度が大幅に向上。税込約20万円と驚きのプライスだったハイエンドフルタワー「ZX1」に比べ、現実的な価格で手に入る点もトピックだ。
高品質な国産素材・国内製造にこだわった製品で、主素材には国産のA5052材を使用。さらにスチール合金やネジ穴補強用の304ステンレス材(いずれも国産)を副素材として組み合わせ、8kgと軽量ながら「アルミケースとは思えない剛性」(ショップ)を実現した。
従来のミドルタワーモデルから設計を一新し、補強素材などを組み合わせて強度も大幅向上。待望の水冷ラジエターマウントにも対応した | |
圧倒的な搭載能力が魅力だが、ドライブ固定方法もユニーク。スチール鋼板で挟み込む独自のツールレス固定を採用、防振効果も期待できる |
ドライブベイは5.25インチベイ×10で、ストレージ用のシャドウベイは3.5インチ×2と2.5インチ×2が標準仕様(オプションで拡張可)。ドライブ固定方法がユニークで、3mmの極厚スチール鋼板で挟みこむ「亀の子シャドウプレート」によるツールレス固定を可能にしている。
冷却ファンはフロントに120mm / 140mm×1、リアに120mm×1を備え、オプション使用時は最大で120mmファン×13または140mm×8を実装できる。また、多くの要望を受け水冷ラジエターに対応。トップに最長360mm、ボトムに最長240mm、サイド増設パネル使用時に最長280mmと、複数箇所にマウントできる。
フォームファクタは、ATXのほかSSI-CEBなど305×280mmまでの大型基板にも対応。外形寸法はW256×H548×D503mm、重量約8kg。
裏配線にも対応するなど、全体的にメンテナンス性も向上。広い内部スペースをフル活用して、多数のファンやストレージを搭載できる |
カラーバリエーションは、ガンメタリック、パールホワイト、ダークレッド、スカイブルー、ミリタリーグリーン、ブラウン、オレンジの全7色をラインナップ。完全受注生産で、納期は最大14営業日とのこと。販売するオリオスペックにて、国産にこだわったその仕上がりをその目で確かめてみよう。
オプションで選択可能なキャスターに加え、安定設置できるアジャスターも装備。天板も開口部の有無を選択できる |
文: GDM編集部 絵踏 一
オリオスペック: https://www.gdm.or.jp/shop/olio/
有限会社 汐見板金: http://www.shop-siomi.com/