2016.12.23 11:56 更新
2016.12.13 取材
「COMPUTEX TAIPEI 2016」でお披露目されたENERMAXの新型サイドフローCPUクーラー「ETS-T50AXE」シリーズの販売がスタートした。ポイントは背面側に設けられたプラスチックカバー「Air Guide」機構だ。
ロングセラーとなった「ETS-T40」シリーズ。その後継モデルという事で、ショップスタッフの間でも注目を集めている「ETS-T50AXE」シリーズの販売がツクモ各店で始まった。LEDライティングが特徴的なPWM対応の120mmファンを搭載するなど、基本的なコンセプトは従来通りながら、随所に新技術が加えられている。
ブラックモデル「ETS-T50A-BVT」は派手に光るCircular Type LEDを備えたPWM対応の120mm「VEGAS FAN」を採用。各ライティングモードで3つのライティングエフェクト切り替えができる |
54枚のアルミニウムフィンはヒートシンク中心部からのエアフローを15%強化した「Pressure Differential Flow」(PDF)デザイン。φ6mmヒートパイプ5本で構成されるヒートパイプはダイレクトタッチ式を採用する。また、120mm冷却ファンは起動時に10秒間ファンを逆回転させることで、ファンにホコリを溜まりにくくするDFR(Dust Free Rotation)テクノロジーに対応した。
メモリーに干渉しづらい非対称のヒートパイプデザインを採用 | 手前ファン吸気側から中心部にエアフローを集めて円錐形のトンネルから排気。それによりエアフローを15%強化しつつ反対側の「Air Guide」へ排気する |
ダイレクトタッチ式のφ6mmヒートパイプは5本。「ETS-T40」シリーズの4本から強化された |
そして誰もが気になるギミックが、冷却ファンとは反対側に装着された「Air Guide」機構だろう。これは、排気の流れを調整することが可能なプラスチック製カバー。フィンが回転するため、排出方向を自在に変更。PCケースのエアフローレイアウトに合わせ、最適な風の流れが構築できるというワケだ。
冷却ファンとは反対側に装着された「Air Guide」機構 | |
回転するため好きな角度に調節することができる |
外形寸法は、W111.9×D138.7×H160mm、重量860g。ツクモパソコン本店やツクモDOS/Vパソコン館、TSUKUMO eX.で販売中。そのほか、詳細については12月22日付けリリースを参照してほしい。
文: GDM編集部 Tawashi
ENERMAX: http://www.enermax.com/
株式会社アスク: http://www.ask-corp.co.jp/