2017.01.16 00:00 更新
2017.01.16 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、某ショップのバックヤードで発見されたGIGABYTE製マザーボード「GA-8I875」。登場したのは今から約14年前、2003年9月発売の製品だ。
「i875P」チップセットといえば、FSB 800MHzのPentium 4と、始めてデュアルチャネルDDR400をサポートしたということで話題になりました。GIGABYTEから発売された「GA-8I875」も、ハイエンドな作りながら価格が安く、よく売れた製品。個人的にも思い入れの強い1枚です。
2003年9月発売の「GA-8I875」。当時の価格は約19,000円 |
サウスブリッジのICH5によるUSB周りの不具合は苦労させられましたが、Serial ATAの標準サポートに加え、RAID機能をサポートした「ICH5R」の登場は当時画期的。RAIDカードなしでもRAID 0が構築できると盛り上がったものです。
サウスブリッジ「ICH5R」は、標準でSATA RAID機能をサポートしていた。転送速度は150MB/secのSerial ATAポート×2やIDEコネクタ×2も確認できる |
AGP 8xスロットに5本のPCIスロットが並ぶなど、さすがにレトロな雰囲気を醸し出していますが、DDRメモリスロットは豪華な6本仕様。デュアルチャネルサポートということで、今では当たり前のメモリセット販売が始まったのも、この頃からでしたね。
AGP 8xスロットに、今でも現役のPCIスロットは5本。当時の標準的な構成だった | ハイエンドモデルらしく6本のDDRメモリスロットを搭載。ここからメモリのセット購入が当たり前となっていく |
埃だらけのバックパネルインターフェイス。パラレル、シリアルポートがある懐かしの風景 |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
GIGABYTE: http://www.gigabyte.jp/