2017.01.24 00:00 更新
2017.01.24 取材
いまアキバでどんなスマートフォンが話題になっている?国内外の最新端末がいち早く入荷するイオシス アキバ中央通店より、旬な端末を紹介する「スマホ羅針盤」。今回は、1月前半に販売された注目度TOP 3のアツい端末を、担当バイヤーの林さんにチョイスしてもらおう。一番の注目モデルは、あっという間に姿を消した幻のスマホ?
世間を騒がせていた「Galaxy Note7」の事故原因も正式に発表されて、例の“爆発スマホ騒動”もようやく本当の意味で終息でしょうか。この件ですっかり微妙なイメージがついてしまったSamsungですが、実は侮れない最新機種をあれこれ発表しています。まず最初は、こちらの「Galaxy C9 Pro」からご紹介しましょうか。
6インチサイズのいわゆるファブレット級端末で、一番のトピックはSamsungスマホで初の6GBメモリ。中華メーカーを中心にスマホもメモリ6GBの時代を迎えていますが、Samsungもその仲間入りです。シリーズ的にはミドルレンジの立ち位置とはいえ、6インチの有機EL(Always On対応)にミドル級の最新SoC、さらに両面に1,600万画素カメラ搭載と、スペックのバランスは絶妙。メーカー公式ではDSDS対応(ショップ保証対象外)も謳われていて、なかなかに隙のない端末だと思います。
ちょうど今週に値下がりしましたので、高性能でお手頃なファブレットを探している方にオススメですね。
そして次もSamsungから、「Galaxy S7 edge」に久しぶりの新モデルが登場しました。カラーは“Black Pearl”、どう見てもiPhone 7のジェットブラックを意識したカラーリングですよね(笑)。発想の方向性はともかく、デザインはとてもカッコいいと思います。
ちなみにこのモデルで一番の注目は、カラーよりも128GBのストレージ容量!元が32GBですから、大幅な増強になりました。DSDS利用の際はmicroSDスロットが使えなくなります(SIMスロットと排他利用)から、容量が不足しがちだったDSDSユーザーには特に嬉しい仕様です。海外版の「Galaxy S7 edge」をDSDSで使っていてストレージが足りない、という人には乗り換え対象にピッタリでしょう。
ただしベースモデルが発売からもう1年になりますから、そのあたりが多少ネックでしょうか。発売当初に出ていたら、絶対128GBは人気になっていたと思いますね。うーん、惜しいなぁ。
そして最後は、Xiaomiの最新スマホ「Mi MIX」です。えっいつ入荷してたの?という方もいらっしゃるかもしれません。ウチでも入荷は1台のみ、しかも入荷して20分少々で売り切れてしまった“幻のスマホ”なんですよ。
スペックはまさにトップクラス、狭額縁の6.4インチ2K有機ELに最新スナドラ821、6GBメモリ、256GBストレージと完璧です。PDAF対応の高性能カメラも積んでいて、ユニークな使い方のできる独自UI「MIUI 8」も搭載。DSDSや急速充電にも対応と、なんとも贅沢な仕様になっています。
ただし元が中国本土のみの販売で、グローバルモデルもなし。仕入れが非常に難しいスマホなんですよ。今回も現地の知り合いに依頼して特別に手配した1台で、いわばパワープレイ(笑)。おそらく通常の仕入れで入荷することは、もうないのではと思います。残念ですが、仕方ありませんね。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/