2017.01.25 00:01 更新
2017.01.25 取材
ひょっとしたら最近はPCよりも付き合う時間が長いかもしれない、スマートフォン(やその他ガジェット)に密着するコーナー「オレスマホ」。今回は、イオシス アキバ中央通ヨコ店にて買い取りを担当している牛尾さんから、「Galaxy S7 edge」っぽい謎の端末を見せてもらうことに。珍しい端末が大好物とあって、この怪しいスマホにも一目惚れでした。
買い取りのお仕事をやっていると、ちょくちょく珍しい端末に出会えるんです。海外端末の多いウチでも扱わないような、国内未発売の激レアスマホも入ってきたり。そんな時はテンションも上がりますし、端末マニアなので後から自分で買ってしまうこともあります。この「Galaxy S7 edge」のように見えるコレも、そんな風にゲットした代物ですね。ひと目見てアレ?と違和感、触って確信しました。「コレ違うな」って(笑)。
今回の主役は、Samsung「Galaxy S7 edge」・・・のように見える何か。外観はよく擬態しているものの、そこはかとなく漂う違和感。そしていざ触ってみると、その違和感は確信に? |
そのお客さんに聞くと、タイで「Galaxy S7 edge」として売られていた端末のようで、確かに「S7 edge」の化粧箱に入っています。でも箱からしてペラペラで、中身も結構手抜きっぽい感じ。何より持ってみると、重いし分厚いんです。ちょうど私はドコモ版の「Galaxy S7 edge SC-02H」も使っていたので、普段から触り慣れているんですよね。あちこち眺めてみると、デザインは結構頑張っているんですけど・・・やっぱりホンモノとは全然違うんです。久しぶりにキタな、と触りながらワクワクしていたのを覚えていますね(笑)。
それに「S7 edge」は、Samsungの2016年版フラッグシップなだけに、スペックはかなり高いんです。それなのに、コレは動きもモッサリ。とても同じスペックが詰まっているとは思えません。そこでなぜか最初から入っていた「CPU-Z」を見てみると、プロセッサはMediaTekの「MT6595」が表示されています。本来は「Exynos 8」か「Snapdragon 820」が搭載されているハズなので、もう怪しさ満点ですよね。
もっとも同じ画面には、液晶(有機ELではない)解像度が2,560×1,440ドット(画面サイズはなんと9.18インチ)、メモリ4GBという表示もあったり。ツッコミどころ満載なワケなんですけど・・・そこを気にしたら楽しめない(?)ので、とりあえずスルーする(!)ことにします。
モデル名は同じだけど、ちょっと信用ならない「CPU-Z」画面。SoCはARM「Cortex-A17」ベースのMediaTek「MT6595」が搭載されているようだ |
でもいったい何に使うの?と聞かれると、実は特に考えていないんです。怪しすぎてメイン機として使うのは論外ですし、スペックもそれほど高くないし。ほとんどレア度と怪しげな雰囲気に誘われて衝動買いしただけなので、もう満足しちゃってるのかもしれません(笑)。ひとまず色いろ遊べそうなのを幸い、暇を見つけてアレコレいじってみようと思います。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/