2017.02.06 00:00 更新
2017.02.06 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、某ショップの倉庫で発見されたAOpenのグラフィックスカード「PA256 Deluxe II」。今から約16年前、2001年4月発売の製品だ。
今回は先日ご紹介した「PA256Pro」の約1年後に発売された「PA256 Deluxe II」。ただし前回同様、ホコリだらけパッケージのみ。せっかく発掘されたのでご覧頂きましょう。
「PA256 Deluxe II」に搭載されるのは、GeForce2 GTSの上位でメモリクロックを強化した「GeForce2 Pro」。ちなみに、コアクロックとメモリクロックともに強化された最上位「GeForce2 Ultra」というGPUもありました。
AOpen「PA256 Deluxe II」のパッケージは、基板がチラリと見える小窓付き。マザーボードもこれと同じ手法が採用され、言わばAOpenのお家芸だった |
カード自体はシンプル。バスインターフェイスはAGPで、小型の冷却ファンを搭載。出力インターフェイスはD-Subと、当時主流だったTV-Out(S-Video)が装備されています。これで価格は約21,000円ですから、現在のラインナップに置き換えると、GeForce GTX 1050 Tiクラスと言えそうです。
スペックはコアクロック200MHz、メモリクロック380MHzで、搭載メモリはDDR 32MB。推奨環境にはK6-2 300MHz以上のCPUとある | 当時AOpenが採用していた専用ユーティリティ「OpenGPU」。ワンタッチで簡易チューニングができる |
そういえばAOpenが日本限定で展開していた「CheCheマーク」版の「PA256 Deluxe II CheChe」を思い出しました。パープルのド派手なグラフィックスカードで、マザーボードやCPUクーラーもラインナップ。今思うと、AOpenって面白いメーカーでしたね。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
AOPEN: http://www.aopen.com/japan