2017.02.20 00:00 更新
2017.02.20 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回は、ツクモDOS/Vパソコン館のベタランスタッフH氏の自宅から発見された、ちょっと珍しいソニー製HDD「SCPH-20401」だ。
面白いHDDを見つけたので持ってきました。IDE対応の3.5インチHDDですが、なんと「SONY」ブランドという珍しいモデルです。型番は「SCPH-20401」。もちろんソニーがHDDを製造していたわけではなく、IBM製のOEM品。型番シールを見ると「PlayStation 2」の記載があります。
これで思い出しました。当時話題になったPS2向けのLinuxキット「PS2 Linux Kit」を買ったのですが、その外付けHDDの中身がコレ。恐らくHDDだけ取り出してPCで使っていたのだと思います。
IBMとしての型番は「DTLA-305040」。「Deskstar 40GV」シリーズの製品で、容量は41.1GB。スペックは回転数5,400rpmで、1プラッタ20GB。PC向けとして単体販売もされており、価格は約26,000円ほどだったようです。
「MASTER/SLAVE」のジャンパーピン差し替えが懐かしいIDE対応HDD |
PS3や、PS4のストレージも換装していますが、「SONY」の文字が入ったHDDはなかったですね。PS2世代までは記載していたのでしょうか。そして、今やPS4にはみなさん1TBクラスのSSDを載せる時代。スピードも容量もずいぶん変わりました。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ツクモDOS/Vパソコン館: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo-dosv/