2017.02.28 00:01 更新
2017.02.28 取材
いまアキバでどんなスマートフォンが話題になっている?国内外の最新端末がいち早く入荷するイオシス アキバ中央通店より、旬な端末を紹介する「スマホ羅針盤」。今月に販売された注目度TOP 3のアツい端末を、担当バイヤーの林さんにチョイスしてもらおう。同社CEOの中本氏も一緒の今回は、反転攻勢に期待のかかるHTCの最新モデルに注目だ。
なんだか私より隣の人が目立っている気がする今回ですが(笑)、まず最初にご紹介するのはHTCの「Desire 10 pro」です。5万円台前半で買えるミドルレンジの端末で、注目すべきはHTC初のDSDS対応スマホという点でしょう。この分野ですっかり先を越されていたHTC、ようやくこの世代から対応モデルを投入してきました。お膝元の台湾ではもうすぐGSM(2G)が終了するので、4G+3Gのデュアルスタンバイの需要が高まっているのかもしれません。
それはさて置き、端末的にはとてもバランスのいいコスパ重視のモデルです。5.5インチサイズのフルHD液晶にMediaTekのミドル向けオクタコア、4GBメモリを積んでいて、2,000万画素の強力なメインカメラに指紋認証もアリ。これでさらにDSDS対応ですから、十分にお買い得感があります。最近はSamsungやアップルはもちろん、ASUSにも抜かれたりと、いいところのないHTCですが・・・スマホ自体は悪くない端末を出してきている印象です。これからに期待ですね。
そして第2位の注目モデルは、国内でも人気の高いMotorolaの2016年フラッグシップ「Moto Z」です。・・・と言っても、今回仕入れたのは日本では発売されていない32GBモデル。仕様の違いはほぼそこだけなんですが、お値段は6万円半ばとかなりお買い得です。ストレージ64GBの国内版は8万円以上するので、同じ性能をできるだけ安く手に入れたい方にオススメですね。
端末としては、DSDSに対応した高性能スマホ、といったところでしょうか。2K解像度の有機ELディスプレイにスナドラ820、メモリ4GBと、スペックは立派なものです。ただしSIMスロットはmicroSDスロットと排他利用なので、DSDS利用の際は外部ストレージが使えない点に注意しましょう。
そして第1位は、これまたHTCの「HTC U Ultra」をチョイスしました。これまでのハイエンドモデルにはアルミ素材を使ってきたHTCですが、今回は新境地のガラスデザイン!写真で見るより実物の方が高級感があってカッコいいので、ぜひ店頭で見ていただきたいですね(笑)。
詳しいスペックはこちらをチェックしてもらうとして、機能面で複数トピックがあります。まず面白いのは、LG風のセカンドディスプレイですね。通知用のウインドウに使ったりアプリのショートカットが置ける細長の小型液晶(1,040×160ドット)で、海外のユーザーには結構評判がいい機能のようです。
さらにメインカメラより強力な1,600万画素のインカメラを搭載していて、自撮りやグループショットを撮らせたらピカイチ!この手の自撮り特化スマホはこれまでもありましたが、どれもミドルレンジばかりでした。ハイエンド級で自撮り最強、というモデルはコレが初めてかもしれません。最近はやや落ち目なイメージのHTCですけど、こういういいスマホをキッカケにして反撃に出てもらいたいところです。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/