2017.03.02 12:19 更新
2017.03.02 取材
3月3日(金)午前0時に販売が解禁される、Zenアーキテクチャ採用の新型プロセッサ「Ryzen」。複数ショップでは、2日(水)よりCPUとSocket AM4対応マザーボードがぞくぞく入荷。担当バイヤーはポップ作成に追われるなど、販売開始に向けて準備が進んでいる。
3月3日(金)に販売が開始されるのは、「Ryzen 7 1800X」「Ryzen 7 1700X」「Ryzen 7 1700」の3モデル。いずれも8コア16スレッド、キャッシュ20MB、TDP95W(「Ryzen 7 1700」は65W)で、次世代AM4プラットフォームが採用される。
深夜販売を予定しているのは、ドスパラ パーツ館、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店、TSUKUMO eX.の3店舗だ。
そして気になるのがCPUクーラー。純正クーラー「Wraith Cooler Spire」が付属するのはTDP 65Wの「Ryzen 7 1700」のみ。「Extended Frequency Range」(XFR)をサポートする上位の2モデル「Ryzen 7 1800X」と「Ryzen 7 1700X」には、CPUクーラーが付属していない。
そこで販売解禁時に入手できるSocket AM4対応CPUクーラーをピックアップしてみよう。同時購入を検討している人は参考にしてほしい。
さらに主要メーカーではSocket AM4向けリテンションキット無償提供が告知されている。
他にもサイズは発売後に順次公開、CORSAIR(リンクスインターナショナル)やCRYORIG、Thermalright、be quiet!、SilverStone(ディラック)は、それぞれウェブで対応状況を公開している。
対応マザーボードについては、本日付けthe Voicesで既報の通り。CPUの入荷数に対して「圧倒的に少ない」状況という。特に発売直後に人気となりそうな、X370搭載モデルが各メーカーとも少量。この状況は順次改善する見通しだが、目当てのマザーボードが買えないと嘆く“マザーボード難民”が出る可能性がありそうだ。
前評判の高いASRock「X370 Taichi」は入荷数が非常に少ない | おそらく在庫が一番確保されているMSI「B350 TOMAHAWK」 |
対応メモリについはやや不透明。リンクスインターナショナルでは「AMD Ryzen AM4システム推奨メモリ」としていくつかのCORSAIR製メモリを公開しているが、その他のメーカーについては多くの販売ショップで「挿してみなければ分からない」という。
特にオーバークロック系メモリはIntelプラットフォームでの使用を前提に開発されているため、しばらくの間は手探り状態が続くことになりそうだ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
AMD: http://www.amd.com/ja-jp/