2017.03.06 00:00 更新
2017.03.06 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、某店のバックヤードから発見された、まさかのSuper Socket 7対応CPU「AMD-K6 3D/266AFR」だ。
いやぁ「Ryzen」いいですね。売れていますし、なによりAMDが元気だと自作市場が盛り上がる。マザーボードの供給が遅れ気味ですが、それもしばらくすれば解決します。「Ryzen」には是非このままの勢いで行ってほしいものです。
というわけで、久々に注目を集めているAMDですが、先日バックヤードからポロリと出てきた懐かしいCPUを紹介しましょう。
「AMD-K6 3D/266AFR」クロック周波数は266MHz。Windows 95のロゴが印刷されている |
なんとAMDの「AMD-K6 3D/266AFR」です。非常に綺麗な状態で見つかりました。刻印は「AMD-K6 3D」ですが、「K6-2」といったほうが分かり易いかもしれませんね。ちなみに“ES”という文字も見えるので、AMDから提供されたサンプルがそのまま眠っていたのでしょう。
「Ryzen 7 1700」と比較すると、サイズこそほぼ同等ながら性能は大きく異なる |
ソケットは、Socket 7の後継になるSuper Socket 7。発売は今から約19年前ですから、「Ryzen」の遠いご先祖様になるワケです。Socket 7対応CPUといえば、当時はIntelの互換CPUとして、安く手に入る人気の製品でした。今では考えられませんが、IntelとAMDが同じプラットフォームだったんですね。その後はIntelがSlot 1へ、AMDはSlot Aに移行していくことになります。「Ryzen」のヒットを祝って、しばらく展示でもしておきましょうか。
Socket 7の後継になるSuper Socket 7。ピン数は321ピン。その後「K6-2+」や「K6-III」でも採用された |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
AMD: http://www.amd.com/ja