2017.03.16 11:16 更新
2017.03.16 取材
手持ちのUSBチェッカーを使ってケーブルの品質をチェックできる、エスエスエーサービスのテスト用基板「USBマルチ変換テスト基盤」(型番:MS-001)が発売。テクノハウス東映と東映ランドにて販売中だ。価格は税込1,680円。
ケーブルにフォーカスしたテストが電源レス(端末は必要)で行える、マルチ変換対応のテスト基板が発売。見た目にも内容的にも、玄人向けなアイテムだ |
今やすっかり定番アイテムになった、USB電流・電圧チェッカーを組み合わせてケーブル品質をチェックできるテスト用基板。USBチェッカーはUSB機器間を中継して簡易的に電流・電圧を測定、ケーブルやポート出力などをチェックするアイテムだが、この基板を使うことでケーブルにフォーカスした多様なテストが行える。
基板の両端には、各種入力端子とUSBチェッカーを接続するUSB出力端子を搭載。USBチェッカー以外には、スマートフォンなどの端末とケーブルがあればテスト可能なため、モバイルバッテリーやAC充電器などの電源は不要だ。
USBチェッカーを接続するUSB出力に加え、豊富なケーブルに対応する入力端子を装備。なお、テスト基板の性質上、入力端子の複数同時利用には対応していない | |
基板上には、通電確認用のLEDやテスター対応の端子が実装されている |
テストしたケーブルを接続する入力端子は、Lightning/microUSB/USB2.0 Type-C/miniUSB/ネジ式ターミナル(V+/V-)を搭載。端末とケーブルを接続した際に点灯する、通電確認用のLEDも実装されている。
また、基板上にはマルチメーター対応の端子も備え、USBチェッカーより正確な値の測定や結線の確認ができる。ケーブル結線などをテストする時のために、切り離せる4pinネジ式ターミナル(オス/メス)も独立基板で用意。microUSB/miniUSB/Type-Cは独立したホスト端子を持っているため、ケーブル・コネクタのホスト機能の有無を調べることも可能だ。
ショップによれば、「ケーブルを自作する人にオススメ」とのこと。
出力端子左右は独立基板になっており、切り離しが可能。ケーブル結線のテストなどに利用する |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
テクノハウス東映: https://www.gdm.or.jp/shop/tech-toei/