2017.03.27 14:20 更新
2017.03.27 取材
GIGABYTE TECHNOLOGY(本社:台湾)は2017年3月25日(土)、e-sports SQUARE AKIHABARAにおいて、ゲーミングブランドAORUS(オーラス)の本格始動イベントを開催。注目のGeForce GTX 1080 Ti初のオリジナルモデル「AORUS GeForce GTX 1080 Ti Xtreame Edition 11G」について、入荷状況を聞いた。
今月11日(土)午前3時より販売が解禁されたNVIDIAの新ハイエンドGPU GeForce GTX 1080 Ti搭載グラフィックスカード。各社から発売されたFounders Editionの売れ行きは好調だが、熱心な自作派の本命は、メーカーオリジナルVGAクーラーを採用したモデルになるだろう。
会場には国内未発売のGIGABYTE製PCケースやCPUクーラーを展示。AORUSブランドとして今年のCOMPUTEXでは多数の製品が披露されるという |
GIGABYTE 新シリーズ AORUS(オーラス)の紹介セッションでは、GIGABYTEオリジナルVGAクーラーを採用した3つのGeForce GTX 1080 Ti搭載グラフィックスカードが披露された。
最上位に位置する「AORUS GeForce GTX 1080 Ti Xtreame Edition 11G」は、VGAクーラーに、100mmファン×3をスタックして実装する「WINDFORCE STACK 3X」を搭載。GPUとVRAMの熱をまとめて賄う大型の銅製ベースプレートや、基板裏面から冷却を補助する銅製バックプレートを備え、安定したオーバークロック動作を実現する。
「AORUS GeForce GTX 1080 Ti Xtreame Edition 11G」 | |
電源回路はFounders Editionの7フェーズを大きく上回る12+2フェーズ仕様 | 冷却性能の向上でGPU Boostの恩恵をより受けることができる |
初めて公開された動作クロックは、ゲームモード時がコアベースクロック1,607MHz、ブーストクロック1,721MHz、メモリクロック11,232MHz。OCモード時が、それぞれ1,632MHz、1,746MHz、11,448MHzで、独自ユーティリティ「AORUS Graphics Engine」による切り替えに対応。GDDR5X 11GBのビデオメモリを搭載する。
出力インターフェイスはDualLink DVI-D×1 (VRモード時は使用不可)、DisplayPort1.4×3、HDMI2.0b×2(VRモード時は×3)。GeForce GTX 1080搭載モデルとはHDMIの構成が異なる |
ひとつ下のモデル「AORUS GeForce GTX 1080 Ti 11G」は、VGAクーラーに「WINDFORCE STACK 3X」を搭載し、動作クロックを抑えた。クロックは、ゲームモード時がコアベースクロック1,569MHz、ブーストクロック1,683MHz、OCモード時が、それぞれ1,594MHz、1,708MHzに設定される。
外観スペックは「AORUS GeForce GTX 1080 Ti Xtreame Edition 11G」と同じで、クロックを抑えた「AORUS GeForce GTX 1080 Ti 11G」 |
さらに、ホワイトカラーの3連ファンを実装する「AORUS GeForce GTX 1080 Ti Gaming OC 11G」も準備中。動作クロックは、ゲームモード時がコアベースクロック1,518MHz、ブーストクロック1,632MHz、OCモード時が、それぞれ1,544MHz、1,657MHz。価格も3モデルの中では一番安くなる予定だ。
ホワイトカラーの3連ファンを実装する「AORUS GeForce GTX 1080 Ti Gaming OC 11G」 |
気になる発売日については、「順調なら3月末には店頭に並ぶはず」(正規代理店・CFD販売担当者)とのこと。市場想定売価は正式リリースを待つ事になるが、待望のオリジナルVGAクーラー採用モデルは、まもなく店頭に並ぶ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
GIGABYTE TECHNOLOGY: http://www.gigabyte.com/
CFD販売株式会社: http://www.cfd.co.jp/