以前「自作派たちのPC周り」で紹介させてもらいましたが、メインマシンのコンセプトは、ストレスフリーでネットと動画の閲覧ができ、なにより静かであること。グラフィックスカードには、ELSA「GeForce GTX 750 Ti 2GB S.A.C」を使っており、それなりに静かで満足していました。

あるとき、「Fluid Motion」と色設定のユーティリティの使いやすさからRadeon RX 460が欲しくなり、静かに運用できそうなモデルを物色開始。GIGABYTE「GV-RX460WF2OC-2GD」がセミファンレスで補助電源も不要のため購入しました。

バラック組みのときは問題なかったのですが、アビー「acubic CS01」に搭載するとエアフロー的に厳しいのか、ファンの回転が止まったり動いたりの繰り返し。セミファンレス機能が逆に足を引っ張る格好で、やむなく次のグラフィックスカード、MSI「Radeon RX 460 2G OC」を購入しました。

カードサイズはELSA「GeForce GTX 750 Ti 2GB S.A.C」が145mm、MSI「Radeon RX 460 2G OC」が172mm。未計測ながら、裏面を見ると基板サイズはほぼ同じ

90mmファンは常時回転タイプなため比較的静か。こんなものかと思っていましたが、Radeonに追いやられた「GeForce GTX 750 Ti 2GB S.A.C」を眺めていて思いついたんです。「S.A.C」が「Radeon RX 460 2G OC」に換装できるのではないかと。

取り外したELSAのVGAクーラー「S.A.C」
ヒートシンクの一部を削る必要があるものの、MSI「Radeon RX 460 2G OC」に「S.A.C」を載せ替え完了

ネジ穴も合致したことで、目論見通り載せ替えは完了。動作も問題なく、ファンの回転数が下がりさらに静かになりました。これはよかったと思っていましたが、アイドル時の温度が今の冷える季節で45℃くらい。これは夏場になると、どうなるのだろう。

完成したMSI「Radeon RX 460 2G OC」（「S.A.C」換装バージョン）

なお、Radeon RX 460だけで何個目だよと思いつつ、最近になりヒートパイプ付きのセミファンレスモデル、ASUS「ROG STRIX-RX460-O4G-GAMING」がやたらと気になっています。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
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