2017.04.17 00:00 更新
2017.04.17 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、パソコンショップアークのスタッフIさん所有のグラフィックスカード。先日まで現役で稼働していたという代物だが、このほどめでたく引退となった。
1年中、ほぼつけっぱなしの仕事用PCですが、発注作業に使う程度なのでスペックは気にしません。それが先日からフリーズするなど不安定な症状が頻発。なにやらPCケース内部からも異音が聞こえ出したため、恐る恐るサイドパネルを開けてみました。いったい何年ぶりのことでしょう。
「WinFast PX9800 GT Power Efficient」。Leadtekに限らず、この世代の冷却ファンはよく壊れたことでも有名。当時は交換用ファンを単体販売しているショップもあった |
異音の原因はどうやらグラフィックスカード。取り外して確認してみるとLeadtekのGeForce 9800 GT搭載モデル「WinFast PX9800 GT Power Efficient」でした。「どんだけ古いんだよ」と思いつつ、試しにアークのウェブで検索。2009年4月発売の製品ということで、見事にヒットしました。
ビデオメモリはDDR3 512MB、コア/メモリクロックは550MHz/1,800MHzで、1スロット仕様。出力インターフェイスはDual-Link DVI-I×2 |
それにしても無駄に高性能なモデルを使っていたものです。ちなみに、交換用のグラフィックスカードとして新たに搭載したのは、引き出しに入っていたPowerColor製のRadeon HD 7850。5年前の製品ですが、画面が映ればいいので、これで十分です。
ざっと見たところ、CPUクーラーやメモリは平気そう。グラフィックスカードのみを換装し、そっとサイドパネルを閉めました。次に日の目を見るのは何年後でしょうか。そろそろマザーボードのコンデンサあたりが寿命かもしれませんね。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
パソコンショップアーク.: https://www.gdm.or.jp/shop/ark/
Leadtek: http://www.leadtek.com/jp/