2017.04.18 00:01 更新
2017.04.18 取材
こんなスマホやあんなタブレットをちぎっては投げ。なんと半年足らずで数十台を使い倒すという、筋金入りのスマホオタクがお気に入りの端末をアレコレ語る「ギークの殿堂」。今回は、据え置き型のSIMフリーホームルーター「Speed Wi-Fi HOME L01」を紹介します。当然家で使っているのかと思ったら、なんと持ち歩いて愛用している(?)らしい。
どうもこんにちは、モバイルならおまかせなイオシス アキバ中央通店スタッフの太田です。マニアの視点からスマホやタブレットをご紹介していくこのコーナー、今回は久しぶりにワクワクしながら持ち歩いている(?)ファーウェイ製のルーター「Speed Wi-Fi HOME L01」のお話です。つい先日に買取センターに遊びに行ったら、「あぁ、変なの買い取ってしまった」と嘆いている担当スタッフがいるじゃないですか。それで手元を覗いてみると、白ロムとしてはなかなか単体購入が難しい「L01」が!周りが「こんなん売れないでしょ」とブーブー言っている中で、それなら私が!と即買いすることにしたんです。
ファーウェイから今年発売された、据え置き型のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME L01」。WiMAX2+をSIMと一緒に契約すればタダ同然で手に入るが、白ロムとして単体購入できる機会はあまりない |
そもそもコレが何かと言うと、WiMAX 2+とau 4G LTEに対応した据え置き型のホームルーターです。この手のルーターってソフトバンクの「Softbank Air」はじめ、いくつか存在しているんですが・・・「契約した住所でしか使ってはいけない」とか「専用のSIMロックがかかっている」とか、イマイチ使い勝手に難がありました。ところが「L01」はSIMフリーで契約住所の縛りもなし、ドコモやY!mobile、UQ mobileでも使えるんです。これはいかにも「持ち歩いてくださいね」という啓示ではないか・・・そんな風にずっと考えていたんですよ。
SIMフリー仕様のルーターで、制約もほとんどなく使い勝手は良好。もちろん据え置き型なので、給電には付属のACアダプタを使用する |
もっとも本来は家に置いて使うわけですから、そのために素晴らしい感度のアンテナを持っています。普通のモバイルルーターとは雲泥の差で、接続台数も段違い。2.4GHz帯と5GHz帯それぞれに20台ずつ接続可能で、さらに背面の有線LANも使えば最大42台もの同時接続ができてしまう!なんともぶっ飛んだお話ですよね。さらに数年前から提唱されていた、3.5GHz帯(バンド42)にも対応しています。都市部で混雑した電波帯を避けて通信することもできますし、何よりそれを電測できるのが“電波オタク”にはたまらない!
ちなみに通信速度は、純正WiMAX2+ SIMを入れた時に下り440Mbps。サービス当初が40Mbpsだったワケですから、なんと今や11倍高速化しているというワケですよ。当時を思い出すと、なんとも感慨深いですよね。
4×4MIMO技術とCA技術により、下り最大440Mbps通信に対応。同時接続台数は、背面のLAN端子を合わせれば実に最大42台だ。ちなみにUSBポートは今後のアップデートで使用可能になるとかで、現在はただの飾りのようなもの | |
NFCに対応しているため、同じくNFC対応スマホなら、かざすだけで設定・接続できる |
見た目こそただの据え置き型ルーターですが、SIMが入って42台も接続できて、最新のバンド42に対応するSIMフリー仕様・・・ちょっと普通じゃないギークなアイテムだと思います。背面のUSBポートもアップデートで使えるようになるということで、今後が楽しみです。
そして最近の私はというと、このルーターを日々持ち歩きつつ、スタバに持ち込んでドヤ顔で使いまくっております(笑)。ホントはそれがやりたいだけなんだろ、とツッコまれるかもしれませんが(それもあるかも)・・・実際便利かつ楽しいからいいんです。もし外でお会いしたら、電波分けてあげましょうか?なんてね(笑)。
いきなり外でこんなルーターを取り出して店開き、でも全然恥ずかしくなんてありません。スタバでこんな変人を見つけても、電波を分けてくれる良い変人かもしれないぞ |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/