二重反転ファン採用の新型VGAクーラーに注目

Palit最上位「GameRock」シリーズより、オリジナル仕様のGeForce GTX 1080 Tiグラフィックスカード2モデルが発売された。

最大の特徴は、回転方向の異なる冷却ファンを重ね二重反転構造とした「Anti Vortex」をデュアル搭載する、オリジナルVGAクーラー「TurboJET4」。

「Anti Vortex」により、空気の流れをアルミニウムヒートシンクに向けて最適化。通常のデュアルファン設計のVGAクーラーより騒音レベルを低減させた。

その他、面積を22％拡大したフィンデザイン、大型の銅製受熱ベースなどを採用。GPU温度が60℃未満の場合には冷却ファンの回転を停止させるセミファンレス機能「0-db TECH」にも対応する。

回転方向の異なる100mmファンを重ねた二重反転構造

基板には、ドライバICを統合した「DrMOS」を採用する12+2フェーズ電源回路を実装。補助電源コネクタは8pin×2で、定格運用はもちろんオーバークロック時でも安定した電力供給を可能にした。また、歪みを防止するため、基板裏側には「GameRock」オリジナルデザインのバックプレートを搭載。Palit RGB SYNCにより、RGB LED機能をマザーボード側と同期できる。

動作クロックは、上位モデル「GeForce GTX 1080 Ti GameRock Premium Edition」が、ベースクロック最高1,594MHz、ブーストクロック1,708MHz、下位モデル「GeForce GTX 1080 Ti GameRock」が、ベースクロック最高1,518MHz、ブーストクロック1,632MHz。その他共通で、メモリクロック11,000MHz、メモリバス幅352bitで、GDDR5X 11GBのビデオメモリを搭載する。

出力インターフェイスはHDMI2.0b×1、DualLink DVI-D×1、DisplayPort1.4×3。外形寸法は285×133×58mm、消費電力は300W。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
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