2017.04.28 13:42 更新
2017.04.28 取材
アキバを騒がせた、三月兎閉店にまつわるよもやま話が読める同人誌「アキバと電子工作について語ってみた本『兎と亀』」が発売。家電のケンちゃん@秋葉原東京ラジオデパート店にて、税込500円で購入できる。
いったい三月兎の閉店とはなんだったのか?関係者のロングインタビューを収録した同人誌「兎と亀」が店頭販売中だ。 |
サークル「空と月」が製作した、ハードウェア系同人誌の「アキバと電子工作について語ってみた本『兎と亀』」が店頭販売中。本来は東芝「FlashAir」の活用法や開発秘話をまとめた同人誌の新刊ながら、本号では三月兎閉店にまつわるインタビューが収められている。
もちろん本来のメインコンテンツである「FlashAir」関連の記事も掲載されているものの、冒頭から「アキバ業界座談会~三月兎閉店に寄せて~」と題したロングインタビューを収録。かつて同店に同人ハードウェア担当の名物店員として在籍していた原田氏が、三月兎閉店前後の事情を語っている。
かつて三月兎の名物スタッフだった原田氏(現在は家電のケンちゃんに在籍)が、当時の業界事情や閉店に至る顛末を語る | |
同氏によれば、「基本的に全部しゃべった。さすがにマズイな、と思ったところはちょっと削ったけど(笑)」とのこと。昔アキバで起きた出来事など、アキバ歴20年以上の同氏らしいディープなエピソードが詰まっている |
インタビューでは、原田氏が三月兎に入る前後のアキバの出来事に始まり、閉店に至った同店や当時の業界事情を解説。奥付を入れた36ページの内、実に19ページまでが三月兎関連のインタビューで構成されている。
アキバでも話題を集めた出来事だっただけに、4月にUDXで開催された技術書の即売会「技術書典2」で頒布された際には、200部が即完売。「店頭にもそれなりに入荷した」とのことながら、興味がある人はお早めに。
なお、購入特典として「FlashAir」応援キャラ「閃ソラ」の缶バッジも配布される。
古きよきアキバの雰囲気を漂わせていた、怪しい雑貨屋さん「三月兎」。1号店は2016年10月末に突如閉店、残った3号店も今年の1月29日をもって閉店となった |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん@秋葉原東京ラジオデパート店: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926