2017.05.15 00:00 更新
2017.05.15 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回の主役は、パソコンショップアークのバックヤードから出てきたEPoX製のマザーボード。一緒に出てきた、Tekram製のSCSIカード(パッケージ)も合わせて紹介しよう。
サポートで使うマザーボードを整理していたら、かなり古いモデルが出てきました。正直、ここまで古いとさすがにうろ覚えなので、ちょっと調べてみました。
発売は今から17年前の2000年。Socket 370対応で、搭載チップセットはIntel 815EP。Intel 815Eから内蔵グラフィックス機能を省いた製品のようです。ちなみにサウスブリッジには、UltraATA/100対応のIDEコントローラ等をサポートするICH2が搭載されています。
IDEやFDDなど懐かしいコネクタが並んでいますね。拡張スロットはAGP 2X/4XでAGP 8Xには非対応。5本あるPCIスロットの下には、EPoX製マザーボードでよく見たCNRスロットもありました。また、3本あるメモリスロットはPC/133のSDRAM対応。何の事やらという人もいると思いますが、DDRメモリ登場前のデスクップメモリ規格です。
EPoXといえば多彩なオーバークロック設定もウリのひとつ。FSBはもちろん、コア電圧やAGP電圧まで設定できたのを思い出しました。Socket 370対応マザーボードは、Pentium III世代の製品として非常に多くのモデルが発売されました。EPoXも有力メーカーのひとつでしたが、今思えばあの頃が一番よかったですね。
一緒に見つかったTekram製のUltra Wide SCSIカード「DC-395UW」(パッケージのみ)。当時、PROMISEと並んで人気だったインターフェイスカードメーカーで、安いSCSIカードとして売れた。ただし「安いから買いましたが、不安定な動作に泣かされました」(スタッフ Yさん) |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
パソコンショップアーク: https://www.gdm.or.jp/shop/ark/