ショップスタッフの評価も上々。より扱いやすくなった新生「虎徹」

プレスリリースで一報をお届けした、サイズブランドの新オリジナルCPUクーラー「虎徹Mark II」のサンプル展示が、5月末の発売に先駆けアキバ店頭でスタートした。サイドフロー型CPUクーラーの人気モデル「虎徹」の正統後継として、期待がかかる新製品を早速画像でチェックしていこう。

「ナロータイプフィン構造」のヒートシンクと120mmファンを組み合わせた基本設計は継承。価格も先代とほぼ同様ということで、引き続きサイドフローの定番モデルになりそうだ

「ナロータイプフィン構造」のヒートシンクと120mmファンを組み合わせた基本設計は継承。一方で、全高は160mmから154mmへと6mm低くなり、より多くのPCケースに対応。さらにメモリやグラフィクスカードとの物理的干渉を抑えるため、ヒートシンクをずらす「オフセットデザイン」を採用する。

人気モデルの後継ということで注目度が高い「虎徹Mark II」。特に全高154mmに抑えた設計により、多くのケースで使用できるメリットを上げるショップスタッフが多かった

またクーラーを固定する「ブリッジ式リテンション」をスプリングスクリュー仕様に変更することで、取り付けやすさを向上。もちろんAMDの最新CPU Ryzenシリーズ（Socket AM4）にも標準対応するので安心だ。

「ブリッジ式リテンション」はスプリングスクリュー仕様へと変更。またパッケージには大きく「Socket AM4」への対応が謳われている

搭載ファンは120mm口径PWM対応「KAZE FLEX」で、スペックは回転数300±200～1,200rpm±10％、騒音値4.0～24.9dBA、風量16.6～51.17CFM、静圧0.75～10.3Pa/0.0762～1.05mmH2O。また受熱ベースにはφ6mm×4本のヒートパイプを搭載する。外形寸法はW130×D83×H154mm、重量645g。対応ソケットはIntel LGA775/115x/1366/2011（v3）、AMD Socket AM2（+）/AM3（+）/AM4/FM1/FM2（+）。

120mmの冷却ファンには防振ラバーを装備。またファン固定用ワイヤークリップも取り付けやすい形状に変更されている

なお取材時点でサンプルの展示を確認したのは、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.、ドスパラ パーツ館の3店舗。気になる人は足を運んでみるといいだろう。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi / 池西 樹