2017.05.22 00:00 更新
2017.05.22 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、ツクモデジタル.ライフ館のスタッフTさん宅で動作中のCPUアクセラレータ「HK6-MD533P-NV4」。今から17年前に発売されたODP(オーバードライブプロセッサ)だ。
以前ご紹介した「Pentium 200」を覚えていますか。今でも現役で稼働中の「PC-9821 Xv20」に搭載されていたSocket 7対応CPUです。現在、その「Pentium 200」に代わって搭載しているのが、このCPUアクセラレータ「HK6-MD533P-NV4」。メーカーは今もおなじみ、バッファローです。
当時は当たり前のように販売されていたCPUアクセラレータ。ODPと呼ぶ人も多かったですね。要は換装用のCPUですが、CPU本体とアダプタ(ゲタ)、CPUクーラーという組み合わせで販売されていました。これを非力になってきた「Pentium 200」から交換するというワケです。
面白いのが「HK6-MD533P-NV4」で採用されていたCPU。ベースはモバイル向けの「K6-2+/500MHz」。これをバッファローがオーバークロックし「K6-2+533MHz」として販売していました。Socket 7は互換仕様ですので、簡単に換装できたんですね。クロックも200MHzから533MHzに上がりますから、それなりに効果は実感できます。
対応機種を確認するとPC-98-NXシリーズ、PC-9821シリーズ、FMV-DESKPOWERシリーズ、Aptivaシリーズなど。往年の名機がズラリと並んでおり、眺めているだけでも懐かしいですね。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ツクモデジタル.ライフ館: https://www.gdm.or.jp/crew/2016/0530/164158
バッファロー: http://buffalo.jp/