2017.05.23 00:01 更新
2017.05.23 取材
こんなスマホやあんなタブレットをちぎっては投げ。なんと半年足らずで数十台を使い倒すという、筋金入りのスマホオタクがお気に入りの端末をアレコレ語る「ギークの殿堂」。今回は、これまでの弱点を軒並み克服した、Xiaomiスマホのハイエンドモデル「Mi Note 2」を紹介します。圧倒的なLTEバンドをもち、カメラも強力。進化を続ける中華スマホから目が離せない!?
どうもこんにちは、モバイルならおまかせなイオシス アキバ中央通店スタッフの太田です。マニアの視点からスマホやタブレットをご紹介していくこのコーナー、今回はXiaomiのハイエンドスマホ「Mi Note 2」についてお話しようと思います。このコーナーでXiaomiのスマホをご紹介するのは、もう何回目になるでしょうか。「Mi 5」や「Mi Max」、そして「Mi Mix」とアレコレ使っている内に、実はGalaxy並にXiaomiスマホが好きになっている自分に気付きました。コレが入荷した時も、前回ご紹介した「Galaxy S8+」を売って即買いしてしまったんです。
なんと早々に「Galaxy S8+」を売り払ってゲットしたという、Xiaomiの「Mi Note 2」が今回の主役。某端末を思わせる、エッジデザインの美麗な有機ELを採用している |
まず最初に思ったのは、「Galaxy S7 Edge」に似ているなぁと(笑)。もっとも技術的にも難しいのか、Edgeデザインは他のメーカーもそれほど手を出していませんから、差別化ができていいのかもしれません。「S7 Edge」のように誰得なEdge機能は特になし、純粋に湾曲した狭額縁ディスプレイといった感じです。
そしてそのディスプレイは有機ELが採用されていまして、コレがすごくキレイなんですね。有機ELをあまり使わないXiaomiスマホの中では、際立った美しさだと思います。ガラスボディも高級感抜群で、Edgeデザインの有機ELとの組み合わせは最高ですよ。
しかし個人的に驚いたのは、合計37バンドという圧倒的なLTE対応バンドですね。これまでのXiaomiスマホは対応バンドの少なさがネックでしたが、「Mi Note 2」ではその点が大幅に改善されました。理論上はドコモもauにも対応するという“神仕様”で、なんとドコモ・auのプラチナバンドであるバンド18/19もサポートしています。これは日本でしか使われていない帯域なので、日本向けを意識した仕様なのは間違いないでしょう。
それにこれまで残念仕様だった、カメラ性能も大幅向上しています。iPhoneやGalaxyに比べれば数段落ちる印象だったカメラが強化されて、ほぼ弱点がなくなりました。スペックもAndroid最高峰とあって、非常に完成度の高いスマホだと思います。これで6万円台とは、お財布にもやさしい端末ですね(笑)。
iPhoneもGalaxyも優等生すぎるので、やっぱり“伸びしろ”があるXiaomiスマホは別種の楽しさがあります。この「Mi Note 2」や最新機種の「Mi 6」もそうですけど、毎年どんどんレベルが上っていますよね。特に「Mi Note 2」は日本向けと思われる仕様もあって、国内投入の期待値も高し。過去に「StarQ」などを手がけたTJCからの正規代理店発表もありましたし、日本国内でのXiaomi製品の行方にも注目です。もうAmazonでケースが1つも見つからない、という苦労ともサヨナラでしょうか(笑)。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/