2017.05.24 00:00 更新
2017.05.24 取材
アキバのあちこちと繋がる、アキバブロードキャスターのササキチがお送りする「アキバガジェット」。今回は、アングラな雰囲気漂う不思議なバー「DECABAR GT」にお邪魔します。老舗の箸屋さんの上階に、こんなアキバっぽくない場所があったとは。
今回やってきたのは、老舗の箸屋さんである箸勝本店。実はこの建物、よくよく見ると(1階以外は)結構不思議なお店ばかりが入っているのです |
さぁて今回は、アキバに通う人にはおなじみな箸勝本店さんの前に来ています。ここは宮内庁御用達の高級箸屋さんとして知られてますが、実はこの建物には一風変わった面白いお店がたくさん入ってるんですよ(箸勝さんにも行ってみたいですけどね)。今日お邪魔する「DECABAR GT」さんもその一つ。アキバとはちょっと違う雰囲気の非日常感が味わえる、不思議なバーなんです。かかってる音楽もキャストさんもアキバカルチャーとは別次元、たまにはこういうお店で一杯やるのも悪くないでしょう。
ちょっとアキバカルチャーとは雰囲気の違う、アングラなイメージのバー「DECABAR GT(デカバーGT)」へようこそ。かかっているのはクラブ系の音楽で、キャストさんもそれぞれ個性的な派手派手ファッションに身を包んでいるぞ |
一歩足を踏み入れると、ここアキバだっけ?というアングラな雰囲気が漂ってます。それもそのはず、このお店は新宿・歌舞伎町にある「DECABAR Z」さんの2号店としてオープンしたバー。あっちは歌って踊れて騒げるクラブみたいなバーで、ササキチも以前はよくお邪魔したもんでした。アキバにお店を出すと聞いた時は、この雰囲気をアキバに持っていくのか・・・とビックリしたのを覚えてますよ。
そして海外でも有名な「Tokyo Decadance」っていうイベントをオーガナイズしてるパフォーマンス集団の方々がやっているので、キャストさんも個性的で派手派手な方ばっかり!ロリータ、ギャル、ゴシック、フェティッシュ、クラバー・・・日本のカルチャーごちゃまぜな、“何でもあり”がコンセプトです。毎日ハロウィンやってるような、自由でハッピーな空気がたまらんですね!
今回案内していただいたのは、同店のバーテンダーLulun(るるん)さん。チケットを購入してメニューと引き換えるシステムで、チケットは新宿でもアキバでも使える。ポイントカードがいっぱいになれば、チャージ無料のVIP待遇に | |
もとは海外でも知られたパフォーマンスイベント「Tokyo Decadance」主催の集団が、新宿にオープンさせたバー「Decadance BAR」がルーツ。新宿店のリニューアルを経て、半年前からアキバに2号店がやってきたというワケだ | |
アキバのお店は純粋なバーで、アルコールも豊富。特にオススメは、50種類以上あるというオリジナルカクテルだ |
もっとも新宿の「DECABAR Z」さんと違って、アキバのここは純粋なバーといった感じ。ジンやウォッカ、ラム、テキーラベースのオリジナルカクテルが50種類以上と、かなり本格的にアルコールが楽しめます。もっとも、「偽善者」とか「ベルサイユの薔薇」とか「ピーチ王子」とか・・・変な名前のカクテルが多いんですけどね(笑)。いったいどんな味なのか、想像しながらオーダーしてみると楽しそうです。
ちなみにチャージは500円で時間は無制限。来店時にチケットを買って、1チケットでどれでも1ドリンクがオーダーできるシステムです。VIPはチャージが無料になるらしいですよ。
奇妙な名前のカクテルもたくさん、オーダーに迷ったらバーテンダー・キャストさんに聞いてみよう | |
アルコールだけでなく、フードもアリ。実はお隣のメイドカフェ「Shangrila」のメニューをオーダー可能で、特にピザがオススメとか |
もちろんここはアキバなので、お店に来るお客さんが全員派手派手ファッションというワケじゃありません。基本何でもありな自由なお店。ササキチみたいな人間から、会社帰りの方、はたまたオタクな人種まで・・・色んな人が、クラブ系の音楽がガンガン流れるこのお店で一杯やりにくるワケですよ。なんだかアキバっぽくないようで、実はそうでもない、このカオスな空気がいいですね。派手派手で気さくなキャストさんとお話してる内に、新しい自分が見つかるかもしれませんよ。
危ういアングラな雰囲気に浸れるバー「DECABAR GT」は、17:30~23:30の営業(月曜定休)。ちなみに定番のダーツは(今のところ)投げ放題になっている |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
DECABAR GT(TokyoDecadance): https://www.tokyodecadance.com/