2017.05.31 15:51 更新
2017.05.31 取材
ASUSTeK Computer(本社:台湾)で注目すべき小物を発見。それは長モノ重量級グラフィックスカードの歪みを防止する新たな選択肢「TUF VGA HOLDER」だ。ただし・・・
ハイエンドグラフィックスカードの悩みと言えば、基板の歪み。高冷却志向のオリジナルVGAクーラーを搭載した長さ300mmクラスのカードは、どうしても右下がりになり、PCI-Expressスロットへのダメージも気になるところ。
それを解消するのが、各社からリリースされているカードキーパー(カードホルダー)のたぐい。エルミタでは国産・長尾製作所「VGAサポートステイ」の検証を行ったが、効果は絶大。ハイエンドグラフィックスカードには、もはや必須アイテムと言えるだろう。
そこへ新たな選択肢。ASUSブースで見つけた「TUF VGA HOLDER」は、拡張カードスロットに固定するプレートタイプ。ASUSの従来品「VGA HOLDER」の”突っ張り棒”タイプではないため、PCケース内部でスマートに固定できる。
専用ディスプレイ筐体に固定された「TUF VGA HOLDER」はメタル製。質感は高く、長モノグラフィックスカードの半分以上を下支えしてくれる。なお拡張スロット部の固定は、ネジ2本=2スロット分が利用され、安定感は高い。
なお少々気になるのが、製品名に付く「TUF」。担当者曰く、最新の「TUF X299 MARK 1」マザーボードの同梱品で、残念ながら単体発売の予定は現時点無いそうだ。
これまでこの手の製品は、ノベルティから格上げされ、販売された経緯がある。ユーザーの熱意が届けば、状況が変わるかもしれない。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
ASUSTeK Computer: http://www.asus.com/
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