2017.05.31 10:00 更新
2017.05.31 取材
29日に行われたASUSTeK Computer(本社:台湾)のプレス向けイベント「THE EDGE OF BEYOND」に続き、翌30日はゲーミングブランド「Republic of Gamers」の新製品発表会が開催された。会場では3種類のIntel X299チップセット搭載マザーボードが披露された。
想定を大きく上回るメディアが殺到し、急遽入場制限を設ける事態になった今回のイベント。そんな熱気溢れる会場で発表されたのが、Intel X299チップセットを搭載した3種類のマザーボードだ。
より多くのデバイスからの採用を目指し、「Aura Sync」はSDKを公開した |
まずオーバークロッカー向けとして登場したのが、大胆にカットされた基板デザインがユニークな「ROG RAMPAGE VI APEX」。M.2スロットを搭載しない代わりに、メモリスロットを流用した独自スロットと専用拡張カード「DIMM.2」が付属する。
Kaby Lake-Xでクロック7,560MHzを記録。すでに8つの世界記録を樹立しているという「ROG RAMPAGE VI APEX」。最近では珍しいOC向けのマザーボードだ |
メモリスロットを2本に減らすことで、高クロックメモリに対応。メモリ周りの独自機能も従来通りながら、最大でDDR4-4266をサポートする等、最新モデルらしいハイスペック作りが特徴だ。
ROGシリーズの中では、比較的エントリー向けとなるのが「ROG STRIX X299E-GAMING」。設計はオーソドックスで、8本あるメモリスロットはDDR4-4000までの対応。チップセット用ヒートシンクは、M.2 SSDの冷却も兼ねた大型サイズが搭載されている。
3製品中、最も価格も抑えた設定になるであろう「ROG STRIX X299E-GAMING」 | |
なお、ASUSスタッフによると「ROG STRIX X299E-GAMING」が「一番早くリリースできそう」だと説明する |
最上位モデルとして君臨するのが「ROG RAMPAGE VI EXTREME」だ。「Aura Sync」によるRGB LEDがマザーボードを派手に演出。バックパネルI/Oカバー上には、動作クロックや温度などシステム情報を表示する「LiveDash OLED」といった新機能も用意されている。
最上位としての存在感たっぷりな「ROG RAMPAGE VI EXTREME」 |
スペック面でのトピックは、未だコンシューマ向けとしては珍しい10ギガビットLANをオンボード。「DIMM.2スロット」も採用されている。
初投入の「LiveDash OLED」。各種システム情報をI/Oカバー上に表示するユニークなアイデア |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ASUSTeK Computer: http://www.asus.com/
COMPUTEX TAIPEI 2017 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2017/