2017.06.01 01:38 更新
毎年来場者を驚かせる進化系ケースを展示してきたIn Win Development(本社:台湾)。「COMPUTEX TAIPEI 2017」に合わせて持ち込んだのが、ロボットとケースを融合したという「Winbot」だ。今回も本気で販売を検討しているという驚きの製品を早速紹介していこう。
思いもよらぬギミックを備えたPCケースを展示し、来場者を驚かせてきたIn Win。今年はロボットとケースを融合したという進化系ケース「Winbot」を持ち込んだ。“スペースシップ”にインスピレーションを受けたという球形のアクリル製筐体を採用し、上半分が上方に持ち上がるコックピット風の電動式開閉機構を搭載する。
「Winbot」という名前は、社名の「In Win」と「Robot」を組み合わせて考えられたという |
さらに本体には3Dカメラとセンサーが標準装備され、目の前の人の顔認識や自動追尾が可能。またマイクを組み合わせることで、音声認識によるコマンド操作ができるなど、およそPCケースとは思えない驚きの機能を実装する。
本体正面部分に3Dカメラとセンサーが搭載され、顔認識や自動追尾が可能となる。なおこのセンサーは搭載した状態で販売されるとのこと |
もちろんPCケース本来の機能も充実。対応フォームファクタはE-ATX/ATX/MicroATX/Mini-ITXで、ドライブベイは2.5/3.5インチシャドウベイ×4を搭載。冷却ファンはフロント120mm×3、リア120mm×2で、フロント部は360mmまでの水冷用ラジエターに対応。またPCケース内にはDIY水冷を組み込むスペースも用意されており、360°全方向のディスプレイができるドレスアップケースとしても使えそうだ。
ご覧の通り、サイズはかなり大柄。もし購入した場合、設置場所には余裕が必要だ |
拡張スロットは8段で、グラフィックスカードは最長340mm、CPUクーラーは全高170mm、電源ユニット最長210mmまで搭載可能。本体サイズは700×685×648mm。なおIn Winでは本気で発売を検討しており、数量限定ながら早ければ2017年第3四半期中にも製品出荷が開始される予定だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
In Win Development: https://www.in-win.com/
COMPUTEX TAIPEI 2017 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2017/