2017.06.01 10:32 更新
2017.06.01 取材
プレスリリース掲載で注目を集めたGeForce GTX 1070初の1スロットモデル「GALAX GeForce GTX 1070 KATANA」。その実機をGALAXブランドを展開するGALAXY Microsystems(本社:香港)のブースでじっくり見てきた。
遡ること今から8年前。2スロット占有デザイン当たり前だったグラフィックスカードに、1スロットサイズのVGAクーラーを採用したのが、GALAXY「KATANA」シリーズ。その初登場はGeForce GTX 260を搭載する「GF PGTX260+/896D3 KATANA」だった。
受熱ベース部に「Vapor Chanber」を採用し、小型ブロワーファンを搭載するスタイルは、「GALAX GeForce GTX 1070 KATANA」でも、ほとんど変わらない。
見た目は8年前の「GeForce GTX 260」搭載モデルから、大きな変更点が見当たらない「GALAX GeForce GTX 1070 KATANA」 |
担当スタッフの話によれば、消費電力150WとされるGeForce GTX 1070であれば「薄型VGAクーラーで十分に冷却可能」とのこと。インターフェイスはDisplayPort 1.4×1、HDMI 2.0b×1、DVI-D×1となり、カード上部はリファレンス同様に補助電源コネクタ8pin×1が装備される。
補助電源コネクタは小型ブロワーファンを避けるような位置に装備 |
コアクロックはベースクロック1,518MHz(定格1,506MHz)、ブーストクロック1,708MHz(定格1,683MHz)のプチオーバークロック仕様。メモリクロックは8,000MHz、メモリバス幅256bitで、GDDR5 8GBのビデオメモリを搭載。外形寸法は267×124×18.74mm(ブラケット含む)となっている。
背面を確認すると、VGAクーラーに比べ基板はかなり短い。なお正確な重量は不明ながらズシリと重い |
なお国内正規代理店である株式会社アユート(本社:東京都千代田区)の担当者曰く、国内販売は鋭意検討中とのことだった。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
GALAXY Microsystems(GALAXブランド): http://www.galax.net/
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