2017.06.02 00:10 更新
2017.06.02 取材
In Win Development Inc.(本社:台湾)ブースで編集部STAFFを出迎えたのは、Cube型PCケース「Gaming Cube A1」。強化ガラスを自作PC業界に浸透させた"パイオニア”が、次に目をつけたのは「木」だった。
In Winブースからお届けする第1弾はCube型PCケース「Gaming Cube A1」。外形寸法は幅200mm、奥行き340mm、高さ268mmで、対応フォームファクタはMini-ITX。筐体カラーはホワイトとブラックの2色が用意されている。
内部構造をチェックする前に注目すべきは、ホワイトモデルのみに装着された天板の素材。強化ガラスを自作PC業界に浸透させたパイオニアであるIn Winが次に目をつけたのは「木」だ。
トップ部右側面に並ぶPowerスイッチ、USB3.0×2ポート、音声入出力端子部は綺麗に切り取られており、工作精度はまずまずといったところ。とは言え、木材が使われているのはホワイトのみで、ブラックモデルには強化ガラスが使用されていた。好みの分かれるところだが、In Winの新たなチャレンジには引き続き注目といったところ。
次に内部構造だが、電源ユニットはSFX規格(W125×D135mm)を採用。ドライブベイは2.5インチシャドウベイが2台分用意されている。さらに冷却ファンは側面に120mm×1基、リアに120mm×1基、ボトム部に120mm×2基。ラジエターは最大120mmサイズのサポートに留められている。
ちなみにデモ機にはボトム部にLEDファンが搭載されていた。インシュレーターの代わって装着されている「アクリル製台座」からLED光がほどよく拡散され、足下を照らす演出。ただし製品版ではオプション扱いになる可能性が高いそうだ。
なおCPUクーラーの有効高は160mmまで、グラフィックスカードは長さ315mmまで。気になる発売時期は2017年第3四半期中とされ、価格は未定。続報を待とう。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
In Win Development Inc.: https://www.in-win.com/
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