2017.06.02 12:00 更新
2017.06.02 取材
ENERMAX(本社:台湾)は老舗中の老舗。電源ユニットやPCケース、少し前まではアルミニウム製キーボードの先駆けのイメージもあり、冷却関連も秀作サイドフロー型CPUクーラーや、美しく発光する冷却ファンなど、そのラインナップは多彩だ。そんなENERMAXが新たに挑むのがDIY水冷市場だ。
「COMPUTEX TAIPEI 2017」開幕直線の5月25日発表された、ENERMAXブランドのポンプ一体型リザーバー「NEOChanger」シリーズ。容量別に200ml、300ml、400mlの3種類を用意し、いずれも実機の展示が行われていた。
トピックとなるのは、ポンプ部に装備されたデジタルインジケーター。ポンプの動作状況をリアルタイムに表示し、付属リモコンにより回転数を制御。1,500~4,000rpm(±10%)間でスピードをコントロールできる他、1,500/2,000/2,500/3,000/3,500/4,000rpmの6種類がプリセットされている。
なお最大回転時(4,000rpm)の揚程は5.2m。ブースのデモ機では、全長約15mのハードチューブによりクラス上位のパワフルな動作がアピールされていた。
さらにドレスアップ要素としてRGB LEDライティング機能「ENERMAX RGB Technology」を搭載。対応マザーボードによる「RGB Sync」連動、また付属のリモコンではカラー変更およびライティングのパターンが選択できる。
気になる発売時期は「夏から秋頃」とややアバウトだが、市場想定売価は200mlが89.99ドル、300mlが94.99ドル、400mlが99.99ドルに設定されている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
ENERMAX: http://www.enermax.com/