2017.06.03 17:33 更新
2017.06.02 取材
戦後間もない昭和21年創業の老舗、東映無線株式会社(本社:東京都千代田区)が運営する、テクノハウス東映(〒101-0021 東京都千代田区外神田1-5-8 末初ビル 1F)。事務所のバックヤードを片付けていると、思わぬ歴史の遺産が発見された。
テクノハウス東映、そのバックヤードから発掘されたとある段ボールのお話。
ある日バックヤードを片付けていると、とある段ボール箱に目が留まる。なんとそこにはCRTカラーディスプレイ「TC-HV14」の文字が。
今から30年以上前、東映無線はテレビの製造・販売を手掛けており、当時は埼玉県川越などに巨大な工場を構えていたという。畳まれて捨てられる寸前だった段ボールは、まさに歴史的な遺産で、ひっそりと今日まで書類を入れるケースの代わりに使われていたらしい。
ちなみにこの型番は、主にテレビゲーム用に使われていたもの。曰く「時期的にインベーダーゲームのアーケード筐体に使用されていたモデルではないか」とのこと。
最古参のスタッフですら「分からない」という型番。ちなみに検索すると、とあるサイトにそれらしき画像が確認できる |
なお当該段ボールの行く末だが、エルミタ取材班の撮影まで保管され、その後は容赦なく捨てられる運命にあるという。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/松枝 清顕
テクノハウス東映: http://www.toeimusen.co.jp/~th/