2017.06.03 20:00 更新
2017.06.03 取材
オールインワン型水冷ユニットを自作PC市場に根付かせたCORSIAR(本社:アメリカ カリフォルニア州)が、いよいよDIY水冷市場への本格的参入を表明した。「COMPUTEX TAIPEI 2017」の会期中に行われた、グランド ハイアット台北における関係者向けプライベート・エキシビションでは、多数の水冷パーツと組み込みデモ機を持ち込んだ。
オールインワン型水冷ユニットを自作PCの市場に定着させたCORSAIR。これまで改良を重ね、たくさんのモデルを市場に投入している。そんな立役者が新たにチャレンジするのは、本格水冷(DIY水冷)市場だ。
精密機器であるPCに水を使うという根強い抵抗感を、信頼性の高いオールインワン型水冷ユニットで払拭。CORSAIRは地道な普及活動を積み重ねる事で、今日の水冷市場を作り上げた。空冷PCを水冷PCに移行させた実績は計り知れない。
そんなCORSAIRが新たに動き出したDIY水冷市場への参入。すでに数多くのパーツが用意されており、会場にはこれらを使った組み込みデモ機も展示され、いつでも販売が開始できるレベルにある事を印象付けた。
なおCORSAIRの関係者によると、販売開始は8月から9月頃がターゲットとされ、もちろん日本市場への投入も検討されているという。なおDIY水冷はオールインワン型水冷ユニットとは異なり、多少のスキルが必要とされる。その点ではCORSAIRもエンスージアスト向けと位置付けており、当面はある程度のサポートが求められるセット販売は行わず、パーツ単体での供給になるという。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
CORSAIR: http://www.corsair.com/
COMPUTEX TAIPEI 2017 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2017/