2017.06.04 02:53 更新
2017.06.04 取材
先日新型Intel X299搭載マザーボードを紹介してくれたGIGABYTE TECHNOLOGY(本社:台湾)の担当者から、いきなり連絡が。担当者も知らなかったという「Ryzen Threadripper」対応X399マザーボードが急遽持ち込まれたということで、今年2回目のブース取材に向かうことにした。
GIGABYTEの製品解説担当者もまったく聞いていなかったという、AMD X399チップ搭載マザーボード「X399 AORUS Gaming 7」の展示が急遽開始された。詳細については一切明らかにされていないが、写真の撮影は問題ないということで、早速画像を眺めてみることにしよう。
最大16コア/32スレッドのハイエンドRyzenこと「Ryzen Threadripper」に対応する「X399 AORUS Gaming 7」。型番から判断するに「AORUS」シリーズの中でも上位に位置づけられる製品で、マザーボード上段の中央には、LGA2066/2011シリーズを彷彿とさせる大型のCPUソケットを搭載。その機構を見るにソケットpinはマザーボード側に搭載され、CPUクーラーも従来のSocket AM4との互換性はない。
「X399 AORUS Gaming 7」(画像左)と「X299 AORUS Gaming 7」(画像右)を見比べると非常に似た作りであることがわかる |
さらにソケットの両脇には4本ずつ、計8本のDDR4メモリスロットを配置。接続もクアッドチャネルになることから、メモリ帯域も期待できそうだ。
巨大なCPUソケットの脇には、ソケット名称“Socket SP3”のシルク印刷が確認できる |
拡張スロットはPCI-Express3.0(x16形状)×5、ストレージはSATA3.0(6Gbps)×8、M.2×3で、チップセット下のM.2スロットにはオリジナルヒートシンクを標準装備する。またメモリやPCI-Express3.0(x16)スロットには、GIGABYTEおなじみの「Ultra Durable Armor」を採用しているのが確認できた。
その他詳細については不明。「Ryzen Threadripper」に合わせて情報が解禁されるはずということなので、続報を期待して待とう。
ディスプレイ出力がないため、バックパネルは余裕のある印象。またワイヤレスカード用と思われるスロットも確認できた |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
GIGABYTE TECHNOLOGY: http://www.gigabyte.jp/
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